海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

修理決定

哀れPowerMacG5は来週修理に出される事となりました。なんかこれまでの私の経験だとコンシューマー用のiMaciBook系の機種より、デスクトップのフラッグシップ機種の方が、不具合で修理に出る頻度が高い様な気がする。


一昨日からの流れで、動物行動の映像データベースについてテレビ局の人と話をしたり、生物の専門家じゃない人からの問い合わせに答えたりしている。

ところで、そういう人たちは、私がクモを研究していると言うと、どんなクモでも見ればたちまちに名前がわかるものだと思っているらしく、よく「これは何というクモですか?」とかの質問を受ける。しかしながら私はしがない生態・行動学者であって、分類屋さんのようにあらゆるクモの名前を知っているわけではない(H田さんに言わせると、これだから生態屋はダメだ、ということになる)。ということで「えへへ、不勉強でよくわかりません」とか答えるのだが、そうするとちょっと不満そうな顔をされたりする。

で、思い出したのだが、まだ私が院生でハリアリの研究をしていた頃、指導教官に連れられてオーストラリアに採集旅行に行った事があって、それはそれは見た事もないアリがいっぱいでウホウホしていた。するとその指導教官が「ほら、あれはハリアリの一種。私でも初めて見たアリが何の仲間かくらいはわかるんだぞ」と鼻高々で、当時の私は「はて?どうしてそんなことをわざわざ訴えるのだろう?」と不思議だった。が、今こうしてみると、その言わんとしていた事がよくわかるのである。