海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

動かない動き

昨日帰ってきた私とヨメサンはヘトヘトになってしまい、懐かしの我が家ではしゃぎだす子供の相手をする気力を失ってしまった。テレビはこういう時に有効な魔法の箱。これさえつけりゃ子供たちを30分は惚けた顔のままおとなしくさせておく事ができるので、大人は休憩と洒落込む。ちなみに、我が家では通常極力テレビはつけないようにしているので、たまにつけた時の効果は抜群だ。

で、何を見せたかと言うと、ビデオに録画しておいたNHK教育の朝の子供向け番組「いないいないばあっ!」。ワンワン(着ぐるみ)とふうか(女の子、7歳らしい)とうーたん(にんぎょう)が主役だ。で、このふうかちゃん、大変に踊りが上手い。本当は子供の皮をかぶった大人なんじゃないかと思うくらい上手い。で、ヨメサンに「見たまえ、ふうかちゃんの何がすごいかって、あんなに手足振り回して踊っているのに腰の中心がピクリとも動かない事だ。中心がブレないから踊りに安定感が出るのじゃ」と訴えたのだが、ヨメサンは「?」という顔をしている。どうもわかってもらえていないようだ。そんな今日、動物行動の映像データベースコラムはY田さんの担当。まるで舞を踊っているようなサギの採餌行動の話。で、その中に

ダンスで重要なのは、逆説的だが、体をいかに動かさないかだと思う。きちっと止まらない動きはだらしなく、動かすべき部位は静止している他の部位があってこそ際立つ。
という件があって、「そうだそうださすがY田さんはわかっている」と嬉しかった次第。

それはともかく私は今日から講義。こんな時期から講義を聴かなくてはならない学生さんに同乗しつつ(その割に出席者数が多かったのはなぜだ?)、こちらは正月気分が残っているのか講義の調子が今一つ乗らないなあとか思っていると、U丸さんから連絡。夕方東京を通過するので、I上さんと飲みましょうと言う話。ということで、6時に講義が終わってから東京駅に出かけ、7時半頃から2時間ほど近況報告会。こういう夜の過ごし方をすると都会にいるなあという気持ちになる。