海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

毛づくろい

ヒゲをはやし始めてはや一年。伸びて来たヒゲはハサミで切り揃えていたわけだが、9月の半ばに行った床屋では、バリカンで長さを整えてもらって、そのきれいさに感じ入ったわけだ。で、床屋曰く、ヒゲ用のバリカンが数千円であるので買えばいいよ、と。しかしまあ、私的には話半分で聞き流して相変わらずハサミを使っていたわけだけれど、やはり伸びた分だけ切っているわけではないようで、だんだんもじゃもじゃ度が増してきた。ということで、床屋の言を思い出し、パナソニックのヒゲトリマーER-223Pというのが長さを一ミリ単位で調整でき水洗いもできて良いという評判だったので買ってみた。どうでもいいけど、パナソニックはこの製品をメンズグルーミングという製品カテゴリーに分類している。グルーミング。。。齢43になって、よもやこんな軟弱な響きの言葉と関わりのある人間になるとは思わなかったよ。

それはともかく、どんな呼ばわり方をしようとも、ヒゲバリカンはたいそう便利な機械であって、使ってみると、世捨人まであと一歩だった私が、一瞬ですっかりさっぱり清潔感あるオヤジに変身である。こりゃやめられんわ、と思った所に思わぬヨメサンの物言いがついた。「何このヒゲトリマーって。トリマーって洒落た響きの語の前に、ヒゲですか。ヒゲ。むさくるしいヒゲ。合わないー」

確かにヨメサンの指摘はもっともだ。どんなに言い繕うともバリカンはバリカン。こんなに素晴らしい製品なのだから、堂々とこれをヒゲバリカンであると訴えて何の問題もないように思うがどうか。少なくともその方が私の趣味には合う。