海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

本場

今日の晩ご飯のおかずは煮豚。煮豚を作るのに欠かせないのが八角。もちろん北勝海の事ではない。なのに、あろうことかヨメサンは八角を切らせていたのであるよ。で、今、ウチのある場所は田舎であって、近所のスーパーに八角なんて気の利いたもののあろうはずがない。それは仕方ない。なんせそこは関西地付きのローカルスーパーで、以前にもライムも松の実もココナツミルクも無くてヨメサンがイライラしていたようなところ。八角だけあるなんて変やんなあ。だけど、まさか半径2キロのスーパーのどこを探してもないとは思わなかった。イオンか。このへんでちょっとした物を買うには車で行くイオンに頼るしかないのか。ああ。いや嘆いても仕方がない。それより煮豚だ。何とかしてヨメサンは八角を入手すべく、子供の友達のお母さんに電話をかける。だけど無い。で、二軒目のお母さんが「ウチにはないけど、○○さんにかけてみたら?」と言い出す。○○さんのおウチは国際結婚でお母さんは中国の人!それだ!!と電話してみたら、ちゃんとあったそうな。という事で、めでたく入手に成功。我が家は美味しい煮豚にありつけましたとさ。

夜「フライトナイト/恐怖の夜」。オタクの友達は災厄である、と言う話。いや、この手の高校生活がからんでくる話だと、スクールカースト低位の人物が主人公になるのが定番だけれど、今作の主人公は、普通の人なのになぜか人もうらやむ美人の彼女がいると言う設定なのが斬新。斬新だけど、それで観客をして感情移入を容易にさせるかと言うと、またそれは別の話で。あとオリジナルでロディ・マクドウォールが好演していたピーター・ヴィンセントの設定が変わっていて、本来観客を盛り上がらせるその設定が終盤にしか明らかにされず、しかも既にもっと強い話の焦点が形成されつつあるタイミングで明らかにされるもんだから、観客に与える効果が弱いのであるな。おかげで陰の主役であるところのこのヴァンパイアハンターのキャラが平板になってしまったのも惜しまれる。とはいえ、吸血鬼物に外れ無し。オリジナルにはかなわないものの、そこそこ楽しめる作品でした。