海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

来年は勝てるかな

気候も良くなってきて、再び将棋大会の季節がやってきた。というわけで朝潮橋大阪市中央体育館へ。JT主催の会と聞いていたけど、ついてみるとテーブルマークなる会社も主催で、こちらが前面に出ている。見ると食品会社のようで、冷食とかお弁当とか商品のPRが暑苦しい。てなこといわれても、自分の食べるものをそんなどこの馬の骨とも知らぬ新興企業の手に委ねるほどこちとらおめでたくねえんだよ、とか、どこの生まれやねん、という言葉で考えながら開会式の挨拶を聞く。するとテーブルマークって、昔の加ト吉らしい。なんや加ト吉かー。それなら話が違うやんけー、と急に親近感が湧いて、冷凍のメロンパン!とか試食で食べさせてもらった。美味しかった。現金でスマン。

で、大会だ。1600人が参加する巨大大会で、予選を勝ち抜けるのに3回戦って全勝する必要があるらしい。低学年の部と高学年の部があって、決勝トーナメント出場者を64人に絞ろうとするなら、三戦全勝でもまだ絞りきれないはずなので、この厳しい条件は当然なのだけど(っていうか、これまでの三戦やって二勝勝ち抜けってなんなんだろう?)、それでもトーナメントには100人程度が出場するはずで、っていうことは優勝するには10勝しなきゃいけないって事になるわけだ。で、これを子供に説明するわけだけど、累乗の概念を把握してくれただろうか。ともかく一戦目はぶーちんも上の子も勝ち。幸先いいねえ。いや1600人が体育館のフロアいっぱいに拡がって戦っていて、親は二階席から観戦(というか暇つぶし)なので、かろうじて子供らはあのへんにいるかなあ、と言った程度で、あんまり臨場感ないんだけど。二戦目は兄弟ともに10分もかからず終了。ぶーちんはまけたけど、上の子は勝った。おお、じゃあ後もう一つ勝てばトーナメントなわけ?とワクワクするけど三戦目は石田流を使う相手に完敗したらしい。バカの一つ覚えで棒銀やってても、こうした大会じゃ勝てないよって、ずっと言っているのだけど、なかなか言う事を聞いてくれないわけで、つまりは壁にぶち当たっているのですよ(いや上の子的にはその事を認識していないのが問題。いいのかそんなにポンヤリ君で)。そうして兄弟ともに予選落ちだったのだけど、今回の大会は負けた子にもチャンスがあって、その後会場で自由対局をしてその回数と勝ち数に応じて将棋消しゴムがもらえる。狂ったように知らない人と対局するウチの子達。現金でスマン。

14時ごろ、まだ大会は続いていたけれど撤退。I田さんのおウチに遊びによらせてもらう。さすがセンスのよいお宅でありました。小型プロジェクターでGoogle Earthの画像を天井に投射して、いろんなところをグリグリ回るのを床から見上げる、というI田さんのお子さんお得意の遊びに参加させてもらう。こう、大きな画面で見上げながら、という仕掛け一つで同じものでも見え方が全く変わってくるという体験が新鮮。こういうのって学芸員的センスだなあと感心する。で、カレーをご馳走になって9時過ぎまでお喋りに興じる。愉しゅうございました。ありがとうございました。で、帰ってきたら22時半を回っていて子供らはへたへたになっていたと言う。