海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

大人の不条理

昨日のS宮さんの話によると、竹林ではギンメッキのオスがとれるそうじゃないか。私の見積もりだと、まだこの時期は夏世代の生き残りメスがいるだけで、秋世代はまだ大人になっておらず、未交尾個体が必要な私的には、時期が早いと思ってたのだけど、オスがいるってことは、これは秋世代に違いないわけで、げげ今年は季節が早いのかよ!と慌てて午前中に竹林に行くと、確かにいる。脱皮のための特殊な網を張っている個体が結構とれるじゃん。蛹化中のクモヒメバチ幼虫1個体もとって、まあ大漁。よかったS宮さんが来てくれたおかげでタイミングを逃さずに済んだ。

つうことで午後は恒例町の将棋大会。去年まではヨメサンが運営の中心だったのだけど、議員になったことでパージされて、今年は単なる保護者として見に行く。で、上の子は去年からフケていて、ぶーちんだけが出場。まあ小さな町なので、誰が出てくるかは概ねわかっていて、ぶーちんが負けるとしたら、去年優勝をさらわれた中三の子だ。なので決勝戦に進出できるのはほぼ既定事項と、おえろうならはったわけだ。ぶーちんは、今年も同じ相手に負けるから、とずっと予防線を張っていたが、まあ勝負というのはやってみないとわからないわけで。とにかく、決勝には出れるはずなので、親としては気楽。会場で同時開催されていた中将棋体験に参加して、生まれて初めて中将棋を指してみた。これ、本将棋とは感覚が違うなあ。取った駒を打てないのはいいんだけど、駒の密度が高いから、相互の当たり具合もとっても複雑。かつ、駒の相対的な重要度がいまいちわからないので、さばいて行った時に、得したのか損したのかよくわかんない。で、混乱しながら、ぼちぼち指してるんだけど、そうしているうちにぶーちんは案の定決勝戦進出で、対局が始まった様子。なので、こちらも少し中座させてもらって、遠くから盤面を眺めるに、どうもぶーちんが大幅に不利な様子。あかんわ、と、また中将棋に復帰するも、やっぱり気になるので、もう一度見に行くと、今度はぶーちんがバンバン攻めている。で、この指し方は、もう読みきってる感じ。すげえ逆転したんだ。これは勝ったな、と今度は安心して中将棋復帰。麒麟って何?とかやっていると、突然のアナウンスで、10分切れ負けで相手の優勝、とのこと。え?え?え?どうも持ち時間10分が無くなったところで負けというルールでやっていたらしく、後からぶーちんに聞くと、こちらは相手に必至をかけていて相手は守ることができず、あと一手指せれば勝ち。一方、相手にこちらを詰ませる道は明らかにない。そこで、相手は苦し紛れというか時間稼ぎというかで、詰ませられる目がないにも関わらず王手の連続をかけ、ぶーちんの時間切を狙ってきた。で、それがまんまと成功したのだとか。なんでも、その王手も既に後一手ほどしかかけられない状況になっており、後数秒時間があれば切れ負けにもならなかったのだとか。まあ実質的には勝ってる将棋だ。とはいえルールはルールなのでぶーちん準優勝。相手は連覇だ。まあぶーちんの悔しがること立腹することよ。気持ちはわかるぞ。ということで、かわいそうなので、準優勝だったけど優勝相当ということで、夜は回転寿司。ぶーちん恨みを晴らすように大量に食べる。ちなみに私の中将棋初体験は、二時間半指し続けて、ここから持久戦模様というところで、将棋大会が終わったために時間切で引き分け。