海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

心の重さ

晩ご飯を食べながら東北の地震のニュースを聞いていて、ヨメサンと子供が震度とマグニチュードの話をしている。で、上の子が震度はどう測るのか?と聞いてきた。そこで、「まあ、高ーい建物から重たい重りをつるしていると思いたまえ。そうすると、地面が揺れても重りは動かないだろ。だから重りの下にペンをつけて、その下に紙をしいておけば地面が揺れたら、あたかも紙の上をペンが動くようになって揺れが記録されるわけだよ」と説明してみた。上の子、フムフムと納得している様子。10歳ともなるとなかなか賢くなってくるわけだ。さあそこで皆様お待ちかねのヨメサンだ。「それっておかしいわよ。だって地面が揺れたら建物も揺れるんだから、紙だけ動く事にならないじゃない」と主張してくる。私と上の子は顔を見合わせるわけだが、これは面白い機会なので、上の子に「お前母ちゃんに説明してみろ」と言ってみる。そこで上の子「だって、紐でつるしてるんだよ。重いんだよ。動かないに決まってるやん」と言うわけだが、そんなことで納得するヨメサンじゃない。私なんか慣れたものだけど、こういう事態に初めて接する上の子、イライラして「なんでわからないの!」だ。まあヨメサンの偉いところは、こういう時にすぐに紐を出してきて、食卓にあるものを結わえて振り子にしてみるところだ。で、ちゃんと重り部分はぶら下げている手の動きに比して小さな動きしかしないわけだが、相変わらずヨメサンは「言ってる事がわからないわ。地面が揺れるって事は、この手みたいに建物も揺れるんでしょ?どうして何かが描かれるの?」と言うのだが、上の子が「ちゃんと見てよ!重りはあんまり動いてないでしょ!そこの下にペンがついてるんやん!」と何度か言ううちに、ハッと気がつくヨメサン。ユーレカ!っていうか、やっと通じたよ。で、次なるヨメサンの疑問は、どうして重りは動かないのか?と言う事だ。上の子には、なぜヨメサンがそんな疑問を持つのかよくわからないらしいが、かといって流石に慣性の法則を説明するほどの語彙はまだ持っていないわけで、ここからの説明は私が引き継ぐ。「あーあー、ヨメサン、君は慣性の法則というものを聞いた事が無いかね?」「知ってるわよ!慣性の法則でしょ。昔の恋人はかわいかったなあって思う事よ!!」