海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

オレはこんな人じゃない

ここひと月ほどSTAPスキャンダルのフォローにひとからならぬ時間を費やしてしまっているわけだが、ついにゴシップ記事の載った週刊誌まで買ってしまった。いや、今回の話は純粋な科学上の事だけのようには思えないんだよね。これだけ博士号持ちが職がなくて苦しんでいるこのご時世に、あの人事がどうして成立しえたのかというところはやっぱり不思議なわけですよ。いや、良い悪いとかじゃなくって、世の力学がどうなっているのかについての興味だな。こういうのをゲスいとして退ける意見もあるのは承知しているけれども、近傍の領域に住む人間としては、知らないで済ませられない部分もあるわけで。

なんか学会から帰ってきて以来、軽い躁状態が続いていて、研究まわりの事を考えるのが愉しくて愉しくてしょうがない。こんなんでいいんだろうか?なんか頭イカレてきてるんじゃないかとも思われる。なんか良くない事が起こったときの反動も怖い。。。ともかく、テンション高いままいろんな人にメールを投げて、平行してこないだリジェクトされた論文をよそに投げるべく修正作業。

夜はシネコン。「キック・アスジャスティス・フォーエバー」。感情と結びついた暴力は危険である、と言う話。っていうか、映画が映画ならあそこはパイロキネシス発動で全員丸焼きになるところだ。いや、いろいろとフックの仕込まれた脚本を、全くスルーして映像化する監督の手腕に脱帽だ。いやー、続編はどう考えてもヒットガール視点であるべきで、タイトルもそうしたってかまわないよなーと思ってたわけだけど、コミックの方ではちゃんとそうなってるらしいのね(今回の映画はコミックの「Hit Girl」と「Kick Ass 2」をマージしたものらしい)。映画も、もっとそのへんを明確化してれば、それなりに面白い続編になったろうになあ。残念ながら、今作は前作のエネルギーに寄り掛かっただけの凡庸な続編と言うことですね。