海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

五文は得な気がする

U丸さんにいかにバカにされようとも、交尾実験は今日も続く。だって楽しいのだもの。U丸さんは、お前が交尾ネタに手を出すなんてあり得ない、とか言うのだけど、実は昔、まだアリをやってた頃に交尾ネタの論文を書いた事はあるのだ。なんせ飼育してたら交尾は避けて通れない道。だけど、そのときのアリは繊細なやつで、適齢期のオスメスをペアにしてもなかなか交尾までは至らず、下手すると3日も4日も観察してなきゃいけなかったのよね。ところがギンメッキはどうだ。オスを見合わせてやって最短10分で交尾に至る。これは楽だよ。こんなに簡単に交尾してくれるんなら色々調べられるよね、って思うわさ。いや、野外ではメスの網にオスが同居しているのが良く観察されて、だからてっきりオスは交尾までにメスに馴化する長い時間が必要なんだと思ってたわけ。何事もやってみないとわからんよね、という。

で、火曜日は3コマ授業がある日でこれまで実験には使ってなかったのだけれど、私のモチベーションは更に高まっており、早起きして出かける前の時間を使えばわずかとは言え実験できるかも、とやってみた。するとクモの反応が極めて良好で、2ペアの観察に成功。望外の結果である。ヨメサンは「朝の方がクモのやる気が出るとかあるんじゃないの?」とか言うが、確かにそういうこともあるのかもしれない。