海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

Don’t Take Me Out to the Ball Game

早朝に実験を済ませてから某共同研究の打ち合わせへ。私的には自分が何をしたら良いのか今一つ把握していないのだけれど、ともかく目先に出てきたことについてパーパー喋る。いや、3Dプリンターが行き渡る近い将来には、理科教育用の模型とか、実物じゃなくってモデルデータだけ配布して普及させられるのねえ、と言う話だったり。そして、正午に打ち合わせが終わって朝の実験個体の体重測定に研究室に。京都の西の端から東の端に移動するのにやっぱタクシーって便利だわ。15分で着いた。パパッと測定して帰るのだけど、私鉄を使うルートと国鉄を使うルートがあって、また駅まで歩くかバスに乗るかの選択もあり、組み合わせとしては4つ。いつもはその中で歩く距離が一番長く交通費が一番少ないルートを選ぶわけだが、今日は午後から予定があるので一番早いルートを選びたい。だけど、何が早いかはバスがいつくるかと乗り換えでどのくらい待つかに依存する。つまり状況次第だ。さらに、バスの待ち時間によっては歩いてもほぼ同じ時間で行けてしまうと言う。で、厄介なのは、歩く時の方向とバス停の方向が逆なので、バスの待ち時間がわからない状態でルートを選択しなくちゃならないことだ。もちろん乗り換えの待ち時間もわからない。で、いつも、悩みに悩んで選ぶわけだが、今日は結果的に大正解でロスなく帰ってこれたので、爽快な気分。と言うことで無事帰宅。子供と合流して再び出かける。プロ野球の安い券をもらったので、最近草野球にハマっているウチの子たちを野球場に連れてってやろうと言う、オレってなんて良いお父さん。で、午前中でかけていたヨメサンと球場の最寄り駅で合流し、三塁側の内野自由席。なんかグラウンドでは始球式とか花束贈呈とか、チアリーダーみたいな人が歌い踊るのとか、いろいろセレモニーがあって、これって誰のためにやってるんだろうか激しく疑問。すると、今度は国歌斉唱とか言い出す。で、客にも立てと。あまりの不意打ちに愕然としていると、周りの人とかみんな立つんですよ。もちろん私は座ったままだったのだけど、そんな人は一割いたかいなかったか。考えてみると、私が最後にプロ野球を見てからかれこれ20年以上が経っているわけで、世の中がこんなになってるなんてちっとも知らなかった。ともあれ、気持ち悪い。たかがプロ野球見に来て、どうして立てとか君が代歌えとか言われなあかんのや。折角休日の午後をぼんやり過ごそうと思ってやってきたのに、こんなになってるならもう野球観戦なんて二度とするもんかと思った夕方であった。ということで、試合を見る気をすっかりなくし、なんか今どきのドーム球場無線LANが飛んでいるわけで、こんなこともあろうかと持参していたiPadで散々ネット遊びしてやった。ちょっとプロ野球調子乗り過ぎなんじゃないの?とは言え子供に罪はないので、締まりのない試合だったとは言え、9回裏二死まで見てから、ここで帰れば混雑の先手を打てると球場を後に。梅田で外食して帰ってきた。