海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

ねばーせいおねばー

炊飯器が壊れた。ウチのは私が結婚した時に妹に買ってもらった鳥取三洋製の名機で、美味しく炊けるのが自慢だったのだが、十数年も使っているともう修理の部品もないと言う。仕方がないので新しい機種を探しはじめるわけだが、諸行無常の世の中の事、鳥取三洋は既になく、吸収した国民的企業も、なんだかいろんな機種を作っていてよくわからない。と嘆いていても仕方がないので、いろいろ勉強するわけだが、最近の炊飯器ではおねばが重要な概念らしい事がわかる。そうかおねばが味の秘訣ね。やっぱり毎日食べる主食なものだからして、少々値が張っても美味しく炊ける事が極めて重要だと言うのが、今はなき鳥取三洋からの大事な教えである。ということで、おねばだ。

しかし、この「おねば」という語なんとかならんのだろうか。「ねば」と言う米の状態を表す語に「お」をつけて丁寧化するのがどうにも気取りが感じられて座りが悪い。何かウソの概念を操らされているようだ。日々うっとおしい現実と直面させられている40代半ばを過ぎた中年のおっさんが、ネットに向かってつぶやいていい言葉だとは到底思えないのだが、どうか。