海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

浮くオレ

昼から学生に淀川のコミミズクを見せてやる約束をしているので、今日はウチで仕事。4北京ほど書いた。あと一章も書けば、一応の完成だ。で、学生とは15時に駅で待ち合わせ。最近の感じだと飛ぶのは日没直前の可能性が高いので、ちょっと早すぎる気もしないでもないが、早い時間に飛び始めてせっかくここまで来てくれたのに見れないというのも悲しいものがあるので、まあいいだろう。今日は穏やかに暖かいので待っているのも辛くないし。で、河原に行くと、今日は平日にしてはカメラマン多め。案の定まだ飛んでいないけれど、待つうちにノスリチョウゲンボウを見ることができる。あと、チョウセンイタチが走るところも見た。で、学生は女子なので、少し離れて彼女らだけにしておくと、おっさんが話しかけてきて自分の撮った写真とか見せて自慢を始める。まあ世の中は世知辛いものだと思うわけだが、どうせ飛んでないしこの感じだと一時間以上は待たなきゃならんから暇つぶしになるだろうと遠巻きに眺めていた。そうこうしているうちに16時半頃になり、さすがに少し温度も下がってきて、大丈夫かなあと不安な気持ちが首をもたげてくるので、メインの観察ポイントを離れて500mほど先の遠くのポイントをチェックしに行く。すると私を追うようにカメラマンが移動を始めるので、むむ、と眺めると、木の上にとまってる個体がいるじゃないか。慌てて学生のいる場所に戻り、あっちに出たよ、と言ってもなんだか反応が鈍い。オレなら、聞いたら飛んでいくのに、学生は動かないんだなあ。そうこうしているうちに、向こうの個体が飛び始めるのが見えたので、ほら行かなきゃと急き立てて移動。私なんて小走りに近いのに、君たち若い人が「そんなに急がなくても」ってな雰囲気を醸し出しちゃいかん。ということで、一時間半待ったかいがあって無事観察ができる。少なくとも四個体飛んでいた。加えてキツネが歩いているのを発見。びっくりしたけど、周りのおっさんに聞くとしばらく前からいるらしい。へー。コミミズク襲われないんかな。ということで、私的には結構いろいろ観れたので、楽しかったのだ。が、学生たちからは、こちらが期待するほどの盛り上がりが伝わってこずしょんぼり。一人はフクロウ好きって言ってたんだけどなあ。