海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

足止め

木曜日なので6時おきで大学へ。7時過ぎに着いて授業まで一時間半ほどあり、その間に二週間後が締め切りの某事典の原稿をやろうと思っていたらば、動物行動の映像データベースに登録されたものの自動変換にうまく行ってないのがあって、その修正でハマる。やっと修正して気がつくとあと10分で授業じゃん。あかんわ。と、一時間半英語をやる。当然ながら受講生には実力差があって、スラスラ訳せる人もいれば、すごく時間がかかる人もいて、うっかりすると10倍くらい時間に差があるわけ。授業もあと5回でスピードアップして読んでいきたいところ、一文こなすのに10分くらいかかる人を見ると、「お願いしますよう」と言いたくなるけど言えない。っていうか、こうして一文に時間かかる人がいると進みが遅くなって、準備にかける労力が小さくなるので他の受講生にとっては良い面があるのか。ひょっとして互恵的利他主義の発達する余地があるのか?それを防ぐには受講生間のコミュニケーションの遮断が必要で、とか、受講生が話すのを待ってる間にぼんやり考えたり。さあ終わった。じゃあ今度こそ原稿にかかろうぞ、と、思ったら学生が来る。卒論の指導教員を決める時期で、私のところを希望するので面接というわけだ。で、すでに一次志望は終わっており、私のところは希望者一人だけ。私的にはたくさんになっても困るのだけど、さすがに一人だけというのは、他との関係上あまりよろしくないので、新たな希望者が出てくるのがありがたいところなのだけど、とは言え向かない学生が来ると悲劇なので、いつものように強く脅す。「野外でデータ取るのって人によっちゃきついけど大丈夫なの?」って。やるらしい。とか言ってるとお昼なので、ご飯食べに行って食いすぎる。苦しくなってしばし休憩して、やっと原稿にかかろうと思ったら、今度は本のゲラを送ったという連絡が。そうだ、それはともかく契約書とか印税振り込みの書類を送れと言われたの忘れてた。ので、書類作って出しに行く。で、ゲラだけど、これも二週間で出せということ。グググ、実はもう一つ大きな仕事を抱えていて、にわかに時間繰りが苦しくなってきたぞ、と、呆然としていると、もう午後遅いじゃないか。いかん、とやっと原稿に取り掛かる。必要字数の半分ほど書いたところで、会議に行かなきゃいかんじゃないか。終わると20時。いつもの冷たい弁当を寂しく食らって、ああ疲れたと帰ってくる。まだ夜中までウチで仕事しなきゃいけないレベルにまでは追い込まれていない。