海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

クレーマー本領を発揮す

私の住む町では駅前に広い農地がひろがっており、そこを開発して住宅地にしようと言う計画があるのだけれど、私が以前からそれに反対している事はここでも時たま書いている。で、この農地、現在は開発のできない市街化調整区域になっており、開発のためにはこれを市街化区域に変更する必要がある。これは都市計画というものの範疇に含まれており、変更の権限は都道府県にあるのだけれども、当然生活と密接に関わる基礎自治体が都市計画をどう考えているのか、ということも重要な要件になる。で、こういう事を議論する場として都市計画審議会と言うものが設置されていて、今日はその都市計画審議会が久々に開かれる日なのである。この開発計画がこれからどうなるのかを占う1つの重要なポイントなのだな。で、これに向けてこのかた、開発に反対する人達は勉強会や講演会を開いたり、住民にアピールしたり、行政に働き掛けたり、都市計画審議会には公募委員というのがいるのでそれに選ばれるべく応募してみたり、既存の委員に問題点を訴えたり、まあ色々していたわけだ。で、今日は平日と言う事で、さすがに仕事サボって審議会の傍聴と言うのもなんだし、そもそも住民の関心の高まりによって傍聴希望者殺到にも関わらず、傍聴可能人数が制限されると言う見通しもあり、どんな様子か始まる前にチラッとだけ顔を出して、そのまま大学に行こうと思っていたわけ。しかしまあ、現地に着いてみたら、すぐに帰るってわけにも行かないので、結局傍聴希望の列に並んでしまい、案の定抽選になったので、そこにも参加して、外れちゃったので会議室の外で他の落選者とスピーカーから流れてくる音を聞くかという話になったわけ。そしたら、なんか説明が資料を使って行われるということで、外の人間にも資料をくださいよといったら、お役人が木で鼻を括ったような態度で接してくるものだから、ついついぶち切れちゃって、コレ幸いと退出。そのまま研究室に。あとからヨメサンに聞いたところだと、これまでずっと開発よりだった審議会が、今回は比較的中庸な態度になっていたとのこと。まあ悪い話ではなかったと言う事だ。たまには良い事もないとやってられんからね。