海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

魅惑の瞳

今回の学会会場はクライストチャーチの町から20kmほど南西にあるリンカーン大学というところなのだが、輸送力に難があるらしい。ということで学会がバスをチャーターして参加者を運ぶわけだが、相手はいろんな国から来た研究者の集団である。朝のある時間にみんなで集まって移動するなんて至難の技だということは容易に予測できる。というわけかどうかはわからないが、今回は、毎日の初めに全員向けに行われるプレナリー講演だけ町でやって、参加者が集まったところでバスで主会場まで行くという手はずに。一網打尽。上手いことを考える人がいるものである。つうことで、ウデムシのプレナリー講演を聞く。で、移動なのだが、アイデア倒れな部分があって、予定よりずっと時間がかかったようで、その後の予定が全部30分遅れになる。大丈夫かなこれ。まあいいや。ともかく、若手のプレナリーみたいなのがあって、ランチ。なんか最初のインストラクションとランチの場所が違うじゃん。まあいいけど。って言うか、ニュージーランドの英語って聞き取りにくい。ほとんどわからん。最近すっかり英語力が衰えた私だけかと思っていたら、みなさん同じことを言うのでどうやらそうらしい。午後はハエトリグモのセッション。ハエトリグモは網膜を動かして視野をコントロールしているのだけど、それをイメージング技術で可視化して、要はハエトリグモの視線を調べるという話。目の前でものを動かすと、それに応じて染色体みたいな形をした網膜の像が移動する動画を見せられてびっくり。スゲえよこれ。つうことで興奮して他の発表よくわからんかった。やっぱ聞き取り能力が落ちてると思うよオレ。以前は外国来る前に英語聞きまくって準備するとかしてたのにそんな時間今ないからなあ。つうことでバスに乗って帰ってきてビール飲みながらポスターのワンミニッツトークを聞いてから晩御飯。