海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

遅い目覚め

だいたい国際学会に来ると最初の頃は英語が聞き取りにくいんだけど、そのうちパッと聞き取れ始める瞬間があるのだけど、それが今日やって来た。もう5日目じゃんよ。今頃来てもあんまり役に立たないじゃん。いつもだと3日目くらいに来るんだけど、オレの神経系も老化して可塑性を失い環境変化に調整する能力が衰えて来ているのかもしれない。でも聞こえ始めると話も面白く聞けるからいいね。あと、老化といえば目もよく見えなくなって来ているので、後ろの方に座るとスライドの文字がわからなくって話についていけなくなることも自覚されて来た。これからは前の方に座ることで改善されるでしょう。プレナリーは某雑誌のチーフエディターで、そうかこの人がオレにパカパカ依頼のメールをよこして来る人かと思うと感慨深い。いやそれより何より今日一番面白かったのはカマキリに赤青メガネをかけさせて3D画像を見せて、手前にものがあると錯覚させて攻撃行動を起こさせることで彼らが立体視の能力を持つことを示した研究で、いやーすごいこと考えるよね。面白い。今回一番面白い発表だったよこれ。夜はコンファレンスディナーだったんだけど、どうも着席でサーブされる感じだったので、ブッチして(そういうの苦手なのよ)Mぺさんと駅二つ向こうのカスカイスまでご飯食べに行く。事前に友人から教えてもらった通り、こちらのレストランは実に充実していて、なんだいこれなら毎日こっちに晩御飯食べに来てたらよかったよ。で、電車に乗るので、前回の記事への示唆に従い何かプリペイドカードをかざすものはないかと思ったら、ありましたありました。多くの人が何もしないで通り過ぎて行くので、これでいいのかよくわからないけど、ともかくかざしてみると音がするのできっとこれでいいのでありましょう。やっとわかった。で、カスカイスにはちゃんとゲート付きの改札があったので、これで入と出が押さえられたことになるわね。