海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

生活力ゼロ

「数学の贈り物」を読んだ。毎年元旦は内田樹の本を読んでいたものだけど、去年はわたくしも一般書など出させてもらうという新しい経験をさせてもらったわけで、しばらく続けていた習慣もこのへんで変えていくタイミングかと思い、ちょうど忘年会で森田さんと直接お会いしたこともあり、春にいただいたまま多忙に紛れて置いてあったこの本を手に取ったわけだ。お正月はこういう風に時間を使うべき。ということで、森田さんがミシマガジンにずっと連載されていたエッセイ集。四季の折々に感じられたことを古今の学者さんの言った事と絡めて静かな筆致で書かれている。で、本書を読んで思ったのは、自然科学というものが人の役に立つのは、必ずしもテクノロジーを介するルートだけではない、ということだ。その時自然科学は学問になるのであろう。そういう意味でいうと、私のやってる事だってにていて、人の物質生活を豊かにするような技術とはまったく無縁なのよね。まあ役に立ってるかどうかはわからんが。という事で通じ合うものがあるなあ、と。

 

数学の贈り物

数学の贈り物

  • 作者:森田真生
  • 出版社/メーカー: ミシマ社
  • 発売日: 2019/03/20
  • メディア: 単行本
 

 

で、午後からはヨメサンと上の子と私の実家に向かう。受験生のぶーちんは留守番。で、すき焼き食べて帰ってくる。ぶーちんに晩ご飯用意してから出かけたほうが良いのじゃないか?と言ったのだが、ピザの出前をとるといって聞かないそうなので、アホやなと思って出かけたところ、案の定ピザ屋は閉まっていてインスタントラーメンをかじっていたのだとか。だから大人の言うこと聞けばいいのに。