海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

家族の心労やいかに

また昼に15分だけ席を温めるだけのために大学に行かなきゃならなくなった。きびい。仕方ないので今日は電車で出かける。せっかく出かけるのならせめて何か取り返そうと久しぶりにシネコンならぬ映画館に行こうと思ったのだな。さらに感染リスクを高める行為だけど、これはどうしても見たかったから。「なぜ君は総理大臣になれないのか」。今の選挙制度はもう無理だよ、という話。選挙に弱いが実直な野党議員の苦闘、特に希望の党騒動の時の話を中心にしたドキュメンタリー。国会議員はスタッフもものすごい数で選挙戦も大掛かりになるわけで、通ると落ちるでは天国と地獄になるわけで、そりゃ意思決定が歪みもするわなと思うわけ。さらに今の公職選挙法だと結局知名度勝負にならざるを得ないわけで、実直で真面目なだけではなかなか通らないようになってるのもこの問題に拍車をかける。で、私なんかただの地方議員の配偶者にすぎないわけで、この映画に描かれていることの一万分の一くらいの苦労しか見聞きしてないし経験してないわけだけど、それでもまあいろいろ思うところはあった。いや、こういう普通の倫理観と知性を持った人をきっちり議員にするような仕組みをなんとか作らないとそりゃ社会は沈没しますわ。で、一緒に見たヨメサンは、あー、この人があんな思いをしてたときに私は選挙応援であそこにいたなあ、とか思って身に迫ってたらしい。ちょっとうらやましい。