海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

透明人間

2月に路上で1000円札を拾って律義に交番に届けたことがあって、そのくらいの額では落とし主が名乗り出てくることもなかろうと思っていたら案の定であって、5月の半ばごろに所有権が私に移ったのである。が、その権利を行使するには隣町の警察まで行かなくちゃならなくて、緊急事態宣言中ということでぐずぐずしているうちに時間が経ち、後二週間ほどでその所有権さえ失われることに気がついたのだな。いや1000円と隣町まで行く手間を比べると微妙なのだが、所有権を放棄したらそれが今の政府を潤すかと思うとそちらが口惜しい。ので、夕方早めに原稿書きを上げて、もらいに行ってきた。平日の9時5時しか窓口がやっていないからやむを得ない。その後の夕食はヨメサンと某お店でパスタを食べたのだが、そこがなんかQRコードを読み取ってそこで出てくるメニューから注文するシステムになっている。うげ、ケータイ持たないオレ一人じゃメシも食えない時代かよ、ヨメサンがいて良かった。と思ったら、気取ったヨメサンが店の人に「スマホ持ってないと注文できないの?」と聞くわけ。そしたら店の人「いえ、直接言ってもらっても大丈夫ですよ。充電が切れかかっててスマホ使いたくないってと気もありますよねー」と、爽やかに返された。。。オレみたいな人間の存在なんてもう想像すらしてもらえない時代なんだな。。。