海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

プチブル化

オンデマンド教材スライドの著作権クリア化作業がやっと完成。これでやっと出発点であって、これから音入れをしていかなきゃいけない。どんだけ大変やねんオンデマンド授業。でも、その大変さを補って余りあるほどの利点があるわけで。教室での対面授業は、教員による学生の時間の支配という側面があるというのは最近の私の気づきであるが、これは同時に教員を管理する側の教員の時間の支配、ということも意味している。オンデマンド授業はその支配構図から逃れられるものだという位置づけで、そりゃ労力かけるだけの意義があるでしょうよ。夜は、近所にできた一軒家イタリアンレストランでヨメサンと2人でディナーと洒落込んだ。子どももさそったんだけど、行きたくない、と言われる。なんというもったいないことを。けっこう値の張るディナーなので、君たちにはまだしばらくは気楽に行けるところじゃないんだぞ。まあいいやこちらは懐が痛まないので。で、行ってみるとカウンターに案内されて、若いシェフ(と行っても私と比べて相対的に、という意味だが)とお話しながら作っているところを見ながらいただくのだけど、このシェフが、なかなか面白い人で、話がつきなかった。ヨメサンの素性もすぐにばれたし。駅前の開発を大変悲しがっていて、そうだよなあ、こういうセンスのある人はそう思うよな、と、嬉しくなった。時間は我々の味方である、という話をする。料理も素材を生かす、普通のイタリアンとはまたちょっと違う良いものだった。店の雰囲気も良いし。お客さんを連れていくのに最適だなあ、というお店。いや、連れていく相手なんていないんだけど。っていうかヨメサンですよ。結婚して二十有余年。こういうことするのほとんど初めてなんだけど、今はなんでも抗不安薬の効果ということにできるからいいな。