海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

おふくろの味

「長崎おいしい歳時記」を読んだ。坂の町だから糖分とボリューム、という話。こないだ「長崎迷宮旅暦」を読んですっかり里心(←違う)がついて、同じ著者さんの別のも求めて読んだという次第なのだが、長崎のいろんな所や生活全般について書いていた前の本と比べて、話題が食べ物だけになるので地元性がより強くなっていて、住んでいたといっても4年だけだった私では「それそれ!」と思う部分がちょっと少なめだった。が、逆に、ああ4年じゃあ長崎のことまだまだわかってなかったんだな、もっと知りたかったな、という気持が強まった。また行きたい。そういえば、中に「エタリの塩辛」というのが出てきて滅法うまそうで、橘湾の物だって書いてあるのだけど、全然知らんやんかと思っていたら、失われかけてたのが2005年に復活、と書いてあって、そうかもうオレ2005年にはいなかったなあ。もうちょっとあそこにい続ければ食べられたのかあ、と思ったり。とかなんとかいっているのだが、実は私は母方の家が長崎にルーツがあって、自分が住むまで知らなかったが、生家の味付けは実は長崎的だったのである。結婚してヨメサンに「あんたの家は味付けが甘いわね」といわれて初めて気がついたという。天ぷらもよく食べてたしな。なので、わかってないなりに、きっと私の深い所ではこの本に書かれていることに通じているはず、、、