海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

ストライクツー

今日は「Life Changing:ヒトが生命進化を加速する」を読んだ。家畜を始めとして、最近は遺伝子組み換えもあり、人間は他の動物の進化に介入してきたわけだが、そういうことについて書いている本。いや、まあいいんだけど、本書はその流れを肯定的に書いていて、なんだかオレ的には釈然としない。君ら、まだ生物は人間に奉仕する存在とか思ってるんじゃないの?って。ちなみに、著者はNatureのライターもしてたらしい。なんか腑に落ちる。あと、外来種についての記述も適切ではないのでは?と思ったらば、訳者あとがきでその点にはちゃんと触れられていた。で、まあ事実関係としてそうだってのは良いんだけど、この現状肯定性の強さに私としては鼻白むわけで、書評で紹介するのもどうかなあ、という結論に。それに、この本の都市環境での進化の章や再野生化の章の内容は、それだけを取り上げたもっとよい本があるしな。さて、これで手持ちの本が無くなったのだが、他の候補本が研究室に何冊かあるので月曜日だけど大学に。帰りに週末の稲刈り後の打ち上げのためにビオワインを買って帰る。