海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

いこかもどろか

長崎の一口餃子が好物である。思案橋の宝雲亭が私の一押しだ。雲龍亭じゃないのだよ。餃子二人前頼んで冷えたビールで食べる。むちゃうま。だけどこのコロナ禍の間、ずっと行けなくて、時々夢に見るくらい(比喩表現)つらかったのよ。が、ついに今夜その夢がかなうのである。ということで、昨日なんとかゲットした切符を手に長崎に向かう。といっても今日は2、3時間目に授業があるので終わってからの移動だ。ともあれ今日の目標は一口餃子なので、夕食の時間にあまり遅くならないように着きたい。そして、せっかくなので長崎新幹線にも乗りたい。ということで、15時2分京都発の新幹線に乗れば19時半に到着するので、その列車で行くことに。これを逃すと一時間遅れるので、それはどうなの?と思うわね。ただ問題は、3時間目の終わりが14時半な事で、30分で大学から駅まで移動して明日用のお土産をゲットできるか?ということだ。タクシーがすぐつかまればいいが、最近の京都だと何があるかわからんし、と、緊張の高まるオレだ。ところが3時間目の少人数授業での発表、5人のうち来たのが3人。つうことで普通なら頭抱えるところなのだが今日に限っていえばありがたい。ので、14時に授業が終わって、余裕で駅に。予定通りののぞみに乗って、昨日の計画通り新大阪でさくらに乗り換える、、、のだが、なんかのぞみが若干遅れている。京都駅を4分遅れで出発だ。あれー?新大阪の乗り換え時間8分で階段上下してホームも移らなきゃいけないけど、大丈夫かなあ?もう少し余裕のある乗り換えにしておいたほうがよかったか、と考えたところで、なぜ昨日の自販機が新神戸乗り換えを提案してきたか、その理由がわかったのよ。あそこなら、順番に列車が来るので、こちらが遅れてたって次も遅れるので確実に乗り換えられるわけだ。うーん勉強になる。と、若干焦ったものの乗り換えも無事成功。あとは広いさくらの座席に座って、外の雨を眺めながら着くのを待つ。で、新鳥栖につくともう雨は上がっている。素晴らしい。一週間前の天気予報では今日から明後日まで全雨だったところ、どんどん予報が改善して、今日も長崎は昼間は雨なれど夜には上がる予報になっていて、その通りになってるわけよ。素晴らしいなあ、と思いながら新鳥栖の在来線ホームで待っていると、やってきたのは懐かしの白いかもめじゃないか!リレーかもめって書いてたけど、この子が健在で走ってるのか!と嬉しくなって乗り込む。ああこの黒い革の座席よ。で、30分もすると武雄温泉に着くのでここで長崎新幹線に乗り換え。ここは対面ホームの乗り換えなのでラクチン。くうう、21世紀の初めに長崎に住んでた頃から新幹線の話はあって、そんなの現実の話とはまったく思えなかったものだが、現実になっちゃったよ。ビックリする。とはいえ、未だ私はこの新幹線の必要性は理解できていないのだがな。とはいえ、あるものは乗るしかないので。で、走り出すのだが、なんかずっとトンネル。つまんねえなあ、と思ってると開けたところにでたのだが、もう大村じゃんここは!え?さっきまで佐賀だったじゃん?!とビックリしているうちに見慣れた風景になってきて、またトンネル越えたら諌早じゃん。東長崎じゃん。で、次に出たらば宝町じゃん。こんなところに出るのか!と驚くまもなく長崎駅に着いた。そりゃ宝町からじゃ秒だ。で、改札を出るのだけど、ここがどこかわからない。なんだここは。オレはいつものJRホテルに泊まるのだが、あれは駅前にあったはずだ。でもどっちにいったらいいかわかんないー。と異国人気分をしばし味わい、まあこっちだろうと歩いていくとアミュが見えた。なんか駅前が工事工事で大規模に変わってしまっている。で、チェックインして最上階の部屋に案内されて、昔ならここから稲佐山が見えたはずなのに、今や別のビルに視界をさえぎられてしまった。ううむ。まあいい、ともかく今日は一口餃子だ。とチンチン電車に。乗り場までの歩道橋はまだ残っているけど、一部通れなくなってるところもあった。で、ついに着いたよやっときた。うれしー。ともかくも餃子2人前とビールだ。豚ニラトジもつけちゃえ。うめー。いやオレ長崎の一口餃子の何が好きってタマネギの甘みと肉の汁なのね。これに柚子コショウつけて辛味も加えたら、ビールが進まないわけないじゃん。つうことで、2杯目も頼んじゃって、そうすると餃子が足りなくなるのでさらに一人前追加。これは下手すると軍拡競争になって無限餃子に陥りかねないので、ここでやめにして、宿に帰って、キューッと寝る。