海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

光あれ

ところで昨日は先週撮影に成功した造網行動の動画からクモの移動軌跡をトラッキングして1/30単位の位置データにすることについに成功したのであるよ。15分ほどの映像だけど、それだけで25000点ほどの位置データだ。で、これ、統計ソフトに食わせて折れ線グラフを書かせれば、もうそれは円網の形になるわけ。すげえすげえよ。いや、こういう技術自体は昔からあって、それこそハイジの国の共同研究者が20世紀に取り組んでいたわけで、私が今回やったのはそれの高解像度版に過ぎないのだけど、まあ25000点の位置データだ。これだけでしばらく飯食えるほどのデータ量であって、同じ網を写真に撮った出来上がり写真と突き合わせると、もうすでになんか面白いことが見えてくるわけ。いや、でも、まだこれは通過点で、本当は位置データだけじゃなくて脚の動きも数値化したいところなのだ。が、今回の動画だと一応脚の動きは見えるのだけど自動で解析できるほどくっきりとは移っていない。なぜなら照明を自動で点灯するようにしていたのが上手く動かなかったからだ。次はもっと強い光量下の撮影に成功することが目標。ここで問題は、光を強くするとその影が背景に落ちることなのだ。トラッキングソフトに食わせる時にノイズになるよね。で、思いついたのが、なら背景の裏から照明当てればいいんじゃね?という。背景としては方眼紙を貼り付けているので、その裏から強い光を当てて紙を透過させればクモは影となって脚もキレイに移るんじゃないか、というそういうことだ。で、昨日はヨド○シで面で照明するライトを見てみたのだな。良さげなのが合ったので、アマゾンで注文しようとしたら配達は10月頭になるという。待ってられないので、現物を買いに行く。結構重いのだけど、持ち帰る私の気持ちはウキウキよ。これまで見えなかったものが見えるようになるというのは本当に嬉しいことなのよ。