海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

目撃者は語る

3回生の少人数授業で鴨川に鳥を見に行く。90分の授業時間内で手軽に自然観察するにはちょうど良いのである。往復に40分強かかるので現地滞在も40分ほどしか取れないのだけど、それでも十数種は見れるからね。今日もカモだけで5種見た。それはともかく、みんなで現地で双眼鏡を覗いていると、なんか土手の上やら橋やらでウーウーとパトカーのサイレンが姦しい。何台も走ってるけど、何だろうなあ?と思っていたら、私たちが観察している河原の遊歩道を男が1人走り抜け、その後を女性が二人何か叫びながら走ってるじゃん。なになに引ったくりか何かか?そうだったとしたら最近は治安が悪いことだ、と思い、まあ鳥に集中するわな。そしたら、その後川を上流に歩いていると、十人ほどの警官がたむろっていて、中にさっき走ってた女性もいるじゃん。見ると、少し離れたところに男もいる。えー?じゃあさっきのは本当に引ったくりなの?パトカーもそれを捕まえるために走ってたの?ってビックリした。河原で引ったくられた被害者がすぐに110番して、犯人がろくすっぽ逃げる間もなくパトカーが駆けつけたということか。で、もう、真相が知りたくって知りたくって仕方なかったんだけど、一応授業時間中だから冷静を装って、警官に様子を聞くのは自制した。しかし、彼らが犯人と思しき人の荷物を改めているのは見えて、なんか短刀みたいなのを持ってたんですけど。。。

テック三昧

某原稿を書いていて、引用文献リストの形式を整えようと思ってEndNoteのスタイルファイルを落としてきてインストールしてみたけど、いざフォーマットしようとするとエラーが出る。何度やってもダメで、これは今のバージョンの20だとSonomaでは上手く動かないことであろうという結論に達した。Endnoteバージョンアップしなきゃ。。。ってか、そうと知ってたら少し前に決行したSonomaへのアップをやめたのに。。。ところでこの前事務とバトったAppストアでバリアブルカードでソフトを買う件、やっと買って良いということになって先週喜んで購入と相成ったわけだ。買ったのはAI文字起こしソフトのPro版で、早速試してみたら、これ無料版とは雲泥の差で大変精度高く作業してくれることがわかった。買えて良かった。。。今後いろんなことが捗るよ。改めて言うけどバトって良かった。

破綻寸前

講義が始まったので毎月曜日はオンデマンド科目の動画録り。質問・コメントを書いてもらったのに応えるのだが、受講者数爆発で書き込み数も爆発。全部目を通して整理するのに午前中の大半が失われ、さらに音を録るのに3時間弱。エンコードに1時間半かかる。つまり、2コマの準備に丸一日かかっちゃう。オンデマンド科目は評価もオンラインでやるのでほぼ自動でスケーラブルだと嘯いていたが、さすがにここまで来るとし厳しい。。。だからといって、二コマに割る意味もないしなあ。対面に戻せば受講者数は激減すると思うけど、それはそれでいやだしなあ。ともかく、音を録り終わって、へにゃってしてるとヨメサンが役場の人と電話していて、なんかハチらしいものを捕まえたらしく、ニホンミツバチか?と聞かれたので確認に行くよ、と言われる。住民から苦情が来たらしい。ということで、ちょうど良い散歩であるわい、とついていく。途中、何十匹とわんわん飛んでるところで捕まえたらしいことがわかり、それは見なくても間違いなくミツバチ。で黒っぽいならニホンなので、と、もう見る必要もないのだけど散歩なのでそのまま役場に向かう。分蜂かねえ春だなあ。で、見せてもらうとニホンミツバチ。状況を聞くに分蜂なので、見守ってればいいんじゃないですか?と助言して、場所も教えてもらって見に行く。と、確かに飛んでるけど、それほどの量じゃないなあ、と思うと下に何十匹も死体が落ちている。かわいそうに。誰か殺虫剤とか蒔いたのかもしれない。怖がらなくても良いのに。

歯っかけ

鏡像自己認知ネタで「続・猿の惑星」も見たがボウズだった。そもそもこれ、猿社会は話の主な舞台じゃなかったりする。いやあ大昔にテレビで見たことがあるだけで、その時もトンデモな話だなあという感想を持ったことを覚えているが、あらためてちゃんと見てみたらば、これはもうなんか作劇として破綻していて、ドヨンとした雰囲気だけが伝わるすべてで、なんつうか70年代の作品らしいといえば作品らしい。口直しに「新・猿の惑星」を見なきゃ、と思うのだけど、ここまでの二作が見れるネズミの配信サービスではやってないの。さらに「征服」はやってても「最後」はやってない。どうしてこんな中途半端なことに。AppleTVで400円のレンタルで見るのかなあ、それも抵抗あるなあ、と思案中。

浅学の徒

昨日のこと、知らない人からメールが来た。一昨年某業界の広報誌にインタビュー記事を載せてもらったことがある。その時にキャンパスにいたクモの写真を記者さんが撮影して、記事のカットとして挿入していたところ、その写真についての問い合わせだ。なんでもその方がちょうど同じ時期に、その種を見つけて京都府での初記録として報告を書いていたとのこと。で、その報告が出てしばらくしてから、私の記事のことに気がついて、それで問い合わせのメールをくれたとのこと。私の発見地とその方の発見地は2kmも離れておらず、しかも発見時期も同じ頃ということで、ひょっとしたら、同じタイミングで(バルーニングとかで?)侵入してきたのかなあ、ということである。そういえば、私も写真撮影の時に、えらい珍しいクモがいるなあ、とは思っていたものの、分布とか分類とかあまり興味が湧かないたちなので、まさか京都で見つかってない種だとは認識していなかったのだが、その人はちゃんと認識しておられたということだな。っていうか、私も不思議に思ったらその気持ちをテコにちゃんと突っ込んでいかなきゃいかんよなあ、という反省の弁。

食べ過ぎ謙信

ヨメサンが実家に帰って、上の子はバイトで遅い。そしてぶーちんは北の大地の人になったのであるから、今日の晩ご飯は1人でなんとかしなきゃならないことになる。で、夕方は伸ばし博士なので、お店のある隣町で外食でもすべえか、とバーガーキングでチーズワッパーセットを食べたのだが、物足りなくて、ついスーパーの稲荷寿司とか買って帰って食べてしまう。さすがにお腹いっぱいだなあ、と思っていると、冷蔵庫の中にご飯が半膳ほど残っているのを見つけてしまった。見つけなきゃよかったんだが、ともかく記憶を遡ってみると、、、これ、火曜日の夜に炊いたものでは???こ、こ、これは食べないとまずい。と思って食べちゃった……昭和生まれなので食べ物をムダにできない人なのオレ。

マルクス、ベイブ、コーネリアス

上の子と鏡像自己認知の話になって、やっぱそれを考えるなら「吾輩はカモである」を見ないとねえ、という話になる。で、そういえば映画でチンパンジーとかが鏡を見るシーンってあるのかなあ、と思うわけ。昔「ベイブ都会へ行く」にはあるはずだ!と思って調べてみたけど、なくてがっかりしたことがあるので、今度はもっと本格的に探すべきだ、と考えるのね。で、いかにもそういうシーンがありそうな映画といえば「猿の惑星」であるからして、まずは「創世記」を見てみた。が、ない。しからばオリジナルである。考えてみれば、オリジナルってテレビでしか観たことがないかもしれなくって、改めて見てみたら、えー?こんなシーンあるんだ、とか思うことの連続である。っていうか、チャールトンヘストンが尊大極まりないキャラクターで、なにこれ?と思った。あと、なんか脚本も酷いね。オチが来るまで時間を潰すことだけを目的としているんじゃないか?と疑いたくなる。まあそれはともかく鏡だ。やっぱりない。ただこちらの場合は鏡自体は登場していてチャールトンヘストンがヒゲを剃るのに使っているシーンがある。で、この鏡はコーネリアスジーラのものと考えられるので、猿の世界にも鏡はあって、ということは彼らも鏡像自己認知ができるのであろう、ということは言えるのである。とはいえ、もっと直接的なシーンがあるのに越したことはないので、更なる探索が求められるのである。