海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

授業アンケート

今週は授業アンケートウィーク。自慢じゃないが、私は前任校では授業アンケートでは高評価を得ていたものだが、まあそれは生き物の面白い行動の話をちりばめた講義で、しかも教養科目であるから内容的にハードにゴリゴリするわけでもないということで、当たり前の結果と言える。きっと誰がやっても学生受けの良い講義になるに違いない。話はそれるが、だから「学生の中にはこの手のマクロ生物学に対する需要が強くある。なので、私の他にも生物学の教員を採用してこの分野をもっと強化すると学生募集にも効いてくるんじゃないか」ということを前任校ではチラチラと主張していたものだ。あんまりまともには取りあってもらえなかったが、私は今でもこれはそんなに間違ってないと思っている。

ところが、今のところに移ってきてはじめて行った去年の授業アンケートは惨憺たる結果だったのである。他の教員の結果と比べると、いろんな項目でだいたい中の下の評価。落ち込みましたね去年は。私はこの大学では必要とされていない存在なんじゃないかと。それが、今年は昨日今日とアンケートを行って、回収した用紙の自由記述欄だけをざっと見たのだけど、前任校でと同じくらいのお褒めの言葉があったのである。なんと言うか救われた気分。

別に去年と今年で講義内容を大きく変えたわけでも無いのに、何故こんなに反応が違うのか不思議である。一つだけ考えられるのは、去年はレポートで単位を出す出さないを評価したので楽勝講義と思われていた節があるが、今年は試験で評価する事にしたので受講生数が何割か減った事。最初から生物が好きな人だけが受講したから評価が変わったのだろうか?大変に不思議だ。ともかく、巷間良く言われる事だが、授業アンケートの結果に一喜一憂する必要はないということがよくわかった。

そうは言っても、私もこんなどうでもいい事を長々と書き連ねるのだから、よっぽど嬉しかったようだ。