海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

電車団子化初体験

そう言えば一昨日夕方に中央線上りに乗ろうと駅についたら、丁度電車が出るところで乗り損ねたのである。で、うらめしく中をのぞくと満員。帰宅の時間とは言え都心向きなのにこの混み具合か、と思って2分ほど後の列車を待ったのだけど、その列車はなぜかガラガラで座れてしまったと言う。これはひょっとして「渋滞学」に書かれていた、列車の運行密度が高まって生じる団子状化現象かと感じ入る。ある列車が混みはじめると、乗客の乗り降りにかかる余分な時間のせいで次の駅への到着がわずかに遅れ、それが駅で待っている乗客を増やすのでますます混雑に拍車がかかる。一方、その列車の後続は前の列車が乗客を一掃して、さらに列車間の間隔がつまるので駅で待つ乗客の数も少なくなり、逆に空いてくるというヤツだ。しかし、この現象がある程度再現可能なのであれば、通勤客はそれを容易に利用できるはずであって、理屈上は理想自由分布的になってもおかしくはない。しかるにそうならないのは、団子状化の再現性がとても低いか、もしくは混雑しようが数分の遅れも我慢ならない人が主流であるかのどちらかであるなあ、と思ったのであった。

今日は3コマ授業があるので、K家のあるじには失礼して早々にウチを出た。まあヨメサンが相手してくれよう。で、畑ゼミ。ゼミ生に「夏休みの間に秋から冬用の野菜を植え付けておきましょう」と言っておいたのだけど、実行したのは一人だけ。後期開始と言う事で、何もしなかった人達にどうやって対処すればいいのだろうと気が重かったのである。ところが蓋を開けてみると、畑に来たのは植え付けを済ませた一人だけでした、という。結果的にいわゆる純化路線になったということで。