海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

トリコロール

紆余曲折を経て、やっとMacProの発注を行う事ができた。今のところでAppleStoreから直接Macを買うのは初めてのケースになるらしい。初めてなので、まあなんというか色々と抵抗が大きかったわけだけれども、おかげで印紙税法について詳しくなった(←あんまり嬉しくない)。しかし、この印紙税法というのはよくわからないもので、なぜ一定額以上の金銭の授受に伴って消費税とは別の税を払わなきゃならないのかさっぱり理解できなかったのだけど、どうもこれはコミュニケーションにおける正直なシグナルのコストと考えるべきものらしい。いや、それにしてもそこにおけるコミュニケーションは決して私らが望んでいるものじゃないのだから、やっぱり不条理なものに映るし、コストを払うのが重要であるのなら、金銭以外の方法で支払う方法も用意して欲しいものだと思うわけですよ。

ともかく、発注すると次はお金の振り込みだ。科研費の支出ができるようになるまでは立て替えるわけで、振り込み手数料もこちら持ち。さて、私は銀行に手数料を払うのはビタ1文といえど我慢ならない人であって、そのためならコストをかける事も厭わない。今回の振込先は緑のメガバンク。で、私の給与振込口座のある赤のメガバンクから手数料無料で振り込むためには、口座に一定の資金を持ってなきゃならないのだけど、最近はピーピーで貯金がその額に足らないのでダメ。じゃあ、手数料無料の振り込み権を1回分持っている青のメガバンクからだとどうだろうと思っていると、ここは振り込み上限額がMacProの代金を下回っており、上限を引き上げるには書面の手続きが必要で時間がかかるのでこれもダメ。うーんと思っていると、そういえば去年新居に移る時の代金振り込みのため緑のメガバンクにも口座を開いていた事を思い出す。ここなら自行宛だから手数料無料の敷居も低くて、ネットで振り込めばそれでオッケーだ。ということで赤から緑に現金で資金を移して、ウチに帰ってきてから深夜に無事振り込み手続きに成功。実際の資金移動が起こるのは月曜に注文が確定した事になりカスタマイズ作業が始まるということで、週末が挟まるのがもったいないが、ともかくこれで待つだけだけど、納期が4−5週間とイヤになるほど長い。まあそれでも、納期最短のAppleStoreから買うことができたからこれでもましだ。いやしかし、これを実現するのに、この月曜からどれだけ面倒くさい交渉をしなくちゃならなかった事か。非効率極まりない。印紙がなくたって領収書として成立する事くらい、ちょっと調べればわかる事なのに、どうしてそんなことでいちいちひっかからなきゃならないのか。

日本人は(案外)怠惰である - 楽園はこちら側