海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

名前なんて飾りです

この夏の某学会大会のお世話をするので、参加費を受け取るための口座を作りに郵便局へ。ここでいつも問題になるのは口座名義と聞く。大会の名前で口座を作ろうとすると、会の組織がキチンとしている事を証明しなくちゃならなくて面倒だと言う話だ。で、前回の担当からの申し送りに個人で口座を開いて名義だけ別名登録すると言う方法があって、それだと簡単、というものがあった。ので、喜んで郵便局へ。これこれこうこうで別名登録したいんだけど、というと、受付の人、微妙な顔をされる。それは商売している人で屋号を名義にする事はあるけど、今回のようなケースで使っていいものだろうか?と。いや、去年はできてたらしいんだけど、と食い下がると、一応中央に尋ねてみる、とカウンターの奥で大阪の事務センターと言うところに電話される。で、その様子を見るに、なかなかこちらの状況が伝わらない様子で、そういう理解の悪い人ってのはたいてい官僚的対応に終始する、つまり自分が経験した事のないケースはすべて拒絶する、と言う事になりがちだから、こりゃまずいなーと思っていたらば電話が終わり、案の定「難しそうだ」と言われる。学会で大会用の口座を一度作ってそれを毎年使い回す方法はどうでしょう?と提案されるけれども、その最初の一回は会長の身分証明書類やら何やら集めなきゃならなくってさらに面倒なので、やはり今回限りの会の口座を作るしかない、ということになる。で、何の書類が必要ですか?と尋ねると、窓口の人も同情してくれたのか親切丁寧に教えてくれて、要は会の規約を一つでっち上げれば良いのだとの事。で、そのテンプレートも渡してくれる。なんだいこれなら特に心配する事もなくって、書類1枚作るだけだったんじゃないか、と。とはいえ、会には副会長やら会計やらが必要で、大会のお世話は私一人でもやろうと思っていたところ、某氏と某氏に名義を貸してもらうようお願いして、多分これで問題なく行くでしょう、という。

いやしかしなぜ去年はできた別名登録ができないかっていうと、それはもう担当の裁量の違いによるとしか言えないのだけど、屋号で別名登録できるんなら、私一人で行う大会の名称が登録できたってちっともおかしくないと思うのだが。屋号といったい何が違うと言うのやら。でも、まああれだな、こんな風に考えていくと、グレーな話がいっぱい出てきて面倒くさいから、良くある事例だけに限定して考えないでも済むようにしようって事なんだな。うーんしかしそれって面倒くささをアウトソーシングしているわけだ。かなわんなあ。まあでも、受付してくれた人は、その辺の事情を全部分かってくれてこちらの立場でアドバイスしてくれたから、それほど悪い気はしなかったんだけど。

ともかく、今回でっちあげの大会規約を作ったので、これは来年用の申し送りファイル群に含めておくべし。