海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

行き詰まったらやり直し

iPadKeynoteを開いたらば保存してあったはずのファイルがすべて無くなっていた。授業で使うものもあるので大変にヤバい!で、同時にiOS8にアップデートしろと言われたのでやってみたのだけど事態は改善せず。ファイルはiCloudに保存してあるのだけど、よくよく見るとどうもiCloudに接続できてない様子。設定でiCloudに保存を選んでもそれがキャンセルされてしまうのだな。で、とりあえずMacからは繋がるので授業に使うものは取りだしておいて、でもそれ以外にもここ数年のプレゼンファイルを全部取りだすのは面倒くさいので、ともかくもAppleに連絡。最近はAppleもチャットで応対してくれて、素早くてよろしい。で、iCloudのサインオフとサインインをやって見てくれと言われて、そのとおりやったら回復した!どうも中途半端に接続していたらしく一部の機能にしかアクセスできなくなってて、そこをリセットする事で解決と言う事らしい。言われてみればなるほど納得だけれども、こういうケースが起こりうると言う事を知ってないとなかなか自力では気がつけなさそう。という事で、ここに記録しておいて、ひょっとしたら誰か同じツボにハマった人の助けになればいいなと言う。

今日の少人数授業の一つは輪読の初回だったのだけど、この大学に来て初めてと言っていいような議論の盛り上がりがあった。質疑応答をせよと言っても、ほっておいたら沈黙の時間が続くのがこれまでの常だったので、去年からやむなく聞いている人を順番に当てて無理やり意見を言わせるやり方を導入してみたのだな。だけども質問の中身まで強制する事はできないわけで、去年は当たり障りのないやり取りしかできなくってションボリしてたものである。だけど、今年は最初に当てた学生が今のところには珍しい批判精神を持った人だったので、担当者の発表内容が一貫していないように思われるのだけれど、この用語はどういう意味で使っているのか?みたいな質問を投げて、場内騒然。他の学生にしたら、そんな厳しい事聞くの?!みたいな驚きだな。だけど、それが良い効果を発揮して、それ以降当てる学生も質問の内容がきっちりしたものが続いて、極めて満足の行く回になったという。辛抱してればいい事もあるよね、と。

まあこんな風に、教育していると期待せずとも良い方向に物事が進む事もあるのだけど、ガッカリさせられる事だってたくさんある。とは言えそういう時も私は愕然とはするけど、感情的には冷えきったままで事に当たれると自任しているのだけど、それってオレの長所じゃね?という。感情的になってコミュニケーションチャネルを閉ざしたら先に進めなくね?やり直せないやん?いや、知らんけどさ。