海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

近視眼

ということで連休明けの授業はいきなり一時間目から。去年の受講者数3名から18名へと500%増を果たした、英語で科学記事を読む授業だ。ところが教室に行くと、14人しか来てないじゃないか。毎週記事を読むわけで受講にはそれなりの準備が必要だよと先週説明したけど、それで怖れをなして逃げ出した学生がいるらしい。あまり若いうちから楽したがる癖つけない方が良いと思うのだが、まあ大人のする事だから私が文句言う筋合いでもない。受講生数が安定しないのは授業する上であまりうれしくないけど、減る事に関しては残った受講生には密度の濃い時間が提供できるので、基本的には良い事だといえるし。しかし、いざ授業を始めてみると、14人でも多すぎる感じで、順番に当てて一文ずつ訳してもらうのだが、学生は自分が当たっていないときは他人の訳をほとんど聞いていない感じがする。で、他の文が理解できないからコンテキストが分からず、自分が当たった時も繰り返し出てくる単語の意味を間違って訳したり代名詞が何を受けるのかわからなかったりする。ので、とにかくスピードが速まらない。困ったので「文脈がわからないと読むのは難しいから、人が発表している時も良く聞いて、内容理解に努めるように」と口を酸っぱくして訴えた。次回はもっとスピードアップしたい。うーん、いつもの事だが、学生には読んでるものの内容を理解しようって思っている人はほとんどいなくて、ともかく形だけでも日本語の文になってるものを言えばそれで良いと思ってるんだよなあ。そうじゃないって訴えるんだけど、なかなか聞いてもらえないのよねえ。ということで、あーくたびれた、と研究室に戻ってきたら、iCloudから紛失していたiPadが見つかった!とのメール。いやもう神坂で見つけてるんだけど?と本文を読むと、なんと自宅のすぐそばにあるというじゃないか。それってつまり、もう昨日のうちに送り出しが終ってもうウチに着いてるって事?ひゃっほう。いや、キャンプ中にiPadでちょっとだけ原稿書きをしていたのだけど、その続きはiPadが手元に戻るまでできないから、今日の仕事は何しようかなあ、と思ってたのだよね。これでやるべきことができた!ので、急ぎウチに帰ってiPadと再会。午後はずっと原稿書き。