海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

ヤヌス

ヨメサンの体調は更に悪いらしく、今日は私が主夫と化す。実は木曜日にお座敷があって、その準備をまったくやってなくて、今日やらないとまずいのだけれど、家事だけは待ったなしでやって来るわけだからねえ。というわけで、スキーの間の大量の洗濯物をやっつけて、昨夜の片づけ物、というか薪ストーブの前に展開して乾燥させておいたグッズの数々もしまい、ヨメサンのご飯を作ってとかが昼過ぎにやっと終わり、さあやっとお座敷の準備じゃわい、と、取りかかる。するうち先日買った冷蔵庫のお届けがあるなどして数時間食う。夜ご飯は、ゴメンナサイで私と子供三人で外食し、ヨメサンの分だけうどんをささっと作る。後片づけしていると、ウチがスキーに行ってる間ニャーコちゃんの餌やりをお願いしているご近所さんのところのお嬢さんがやってくる。某私立中の3年生なのだけど、進学校なのでもう高校物理をやっているらしくわからない問題があるので教えて欲しいとの事だ。もう、ご近所さんにはニャーコちゃんがいつもお世話になりまくっているわけで、このご恩をお返しできる機会ならなんでもいたします、という事で、それに、大学の先生であると言うパブリックイメージを毀損してはならないわけで、もう30年もご無沙汰していて理解できるか不安バリバリな中、どうぞとお迎え。おそらくは運動方程式あたりだから何とかなるぞがんばれオレとか心で唱えつつ、どんな問題ですか?と問うと、予想通りで斜面の上の運動方程式だった。なので、これは重力による力を二つに分解すればいいんだよー、といってやって見せる。これならオレでも大丈夫。まだまだ衰えてはおらんわい。他にも鉛直投射問題とかあって、距離の公式とか言うけど、これはただの面積計算なんだよー、とか訴える。こう教えている自分を俯瞰して眺めてみると、やっぱり高校時代と比べると、今の方がこの手の問題の本質がより良くわかってるみたいね>オレ。いやしかし、最近の中学生は力学系もやらなきゃならないし三角関数もやらなきゃならないし、大変だなあ。やる事が多くなるとこなすだけになりがちだけど、そうならないよう本質が理解できるよう、周りは気を使ってやるべきじゃないかしらね。ということで一時間ほどいろいろ問題を解いてあげて、解散。それから再びお座敷の準備にかかって、日が変わってやっと完成と相成る。こう、家事脳と研究脳ってのはまったく働きが違うわけであって、その二つを平行させて過ごす一日は、なかなかテンパるものであったよ。とはいえ、終わってみれば生産的であったとも言える。