海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

福耳

三年生のゼミでは月に一回論文紹介をしてもらっていて、今日はフクロウのことを話した人がいた。で、両耳が上下にずれてるのが正確な音源の定位に役立つ、みたいな話で、はて?音の定位って両耳に届く時間差で行うのだとしたら別に水平だろうが上下だろうが関係ないやん、ずらすことによる耳間距離の延長が解像度上昇に効くかもしれないけど、それが重大な効果を持つとも思えんし、と質問してみたけれど、まあ筋の通った説明が帰ってくることはないわけ。で、自分で調べてみたらば、時間差を使うのは水平方向の定位だけなんだってね。一次元情報なんだからよく考えなくても当たり前だ。で、フクロウの場合、垂直方向の定位には二つの耳に入る音圧の違いを利用するので、それで上下にずれてる必要があるのだそうな。なるほどー。しかし、だとすると、私らとか水平な耳持ってる人達ってどうやってるの?と、さらに調べてみると、私らは耳たぶで反射する音と直接入ってくる音の比較でやってるんだそうな。なので、耳の形が違うと、垂直方向の解像度が違ってくるそうで。ほへー知らなかった。面白い。しかし、スキー帽とか被ってると、耳たぶが覆われて音が聞こえにくくなるよう感じるのだけど、定位も悪くなるってことなんやね。耳の後ろに手をかざしたらどうなるんだろうか?