海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

シェーざます

午前中オープンキャンパスに出なきゃならないので気が重い。私はオールドタイプなので、大学ってのは宣伝うってまで学生集めるようなものとは思わないんだよね。だけど、まあこのご時世だからやらないって突っぱねるのもなかなか難しいし、相談デスクに座って高校生が質問に来たのを受けるわけだ。とはいえ、ここは学生スタッフがほとんど相手してくれるので、ほとんどやることはないんだが。っていうか、学生の説明があまりに良い面だけに偏っているときに、介入してネガティブな面があることを話すことをもっぱら私はやっている。いや、良い面も悪い面も正直に開示してあとは学生に選んでもらうのが筋ってもんでしょ。大学くらい筋の通ったことしなきゃいかんよね。

で、昼前には模擬授業。会場の教室で一つ前にやっていた何かがスケジュールが押したらしく、私のは10分遅れで始まる。私的には喋る時間が短くて楽で良いんだが、でも、スケジュールが押したからって、こちらに何の連絡もなく次の予定に食い込ませるって、どうなん?と思ったってバチは当たるまい。

で、消耗したので、午後はいきもにあに出かけてみる。こういうところに来ると、私は生き物が好きだって言っても、その好きな部分ってのが、他の生き物好きな人とはどうも違ってる感を持たざるをえないのだなあ。いや、私はいわゆる雑貨というものに一マイクロメートルも食指が動かないタイプの人なので、あーいろんなもの売ってるんだなあ、と思うだけで他人事のように見ていた部分があるからかもしれない。強いて言うと私のデザイン的な好みはモダンなテイストのもので、生き物モチーフってのはゴチャゴチャしてて苦手なんだよな。それはともかく、生物のことでこんなにたくさんの人が集まってるのは良いことであるし、思いもかけず大勢の知り合いに会えて、少し気持ちが上がった。しかし、若い人はあれだなあ、生きていく上での切迫感がなんかオレたちよりずっと強いんだなあ。状況的によくわかるんだけど、でも、オレならそれほどの切迫感を持ってたら、多分逃げ出す。みんな辛抱強いってことでもあるんだろうか。それとも単にお高くとまってるだけか?>オレ