海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

NG集

来週のお座敷の準備。今回の準備は再来週のお座敷でも使い回せるはずなのでお得だ。3巻分無事刊行された子供向け本の紹介をするのだけど、中身の話をしちゃうとネタバレになって買ってもらえなくなっても困るなあと思っていたところ、グッドアイデアが降りてきて。いや、今回の本は元フォーマットが図鑑なので、それっぽくするために小ネタ羅列で作られてるのだけれど、原稿に書いて送ったけれど編集判断でボツになったネタが沢山あるわけ。ので、それを構成して話せばいいじゃん、と。ネタバレにはならないけど、本の中身がどんな感じかを伝えるには最適。というわけで、原稿を引っ張り出してきて、そこからペタペタ切り貼り。4時間かけて大体半分くらいできたかな。明日には完成しましょう。で、一息ついたところで、昨日の祝日授業の敵討ちのために、自主的にいつもより早く引けてシネコンへ。「ガール・オン・ザ・トレイン」。視力が良すぎるのも困りもの、という話。子育て中はおちおち昼寝もできない、という話でもある。開巻エミリー・ブラントがちっとも美しくないことに衝撃を受けるが、まあそれには理由があったわけだ。で、彼女目当てが一つの理由で見に行ったオッサンとしてはウムムと思うが、一方でヘイリー・ベネットはこちらの期待以上でありまして、こちらの方が主目的であったオッサン大喜び。冗談はともかく、話がどうなるかわからない緊張感が最後まで続く良品でございました。ヒッチコック風だとも言えるけれども、筋立てとかオチは極めて現代的でもあって、あと男の暴力性のどうしようもなさってのにも否応なく考えさせられるわねこのご時世だし。サスペンス映画としてみると、謎解きの緊密性とかイマイチだったし、話がどうなるかわからないのには主人公の行動の非合理性も寄与していて、ロジカルな筋立てというわけでもないのだが、今作の本質はそういうのではないのであろう。もうマーベル映画とかいらないからこういう作品をもっと公開してほしいよね。