海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

落ち穂拾い

これまで政治とかになんの縁もなかった人にとって、選挙に出るって事は躊躇いを感じるものだと言うのはよくわかる。だから、ヨメサンが選挙に出るに当たって、家族や地元の知人はともかくとして、東京時代の友人や大学院時代の知りあいには内緒にしておこうと思ったのは理解できる。もし落選したら、かっこ悪いとこ知られなくて済むからね。ということで、私もその情報隠蔽に協力して、この日記にはずっと選挙関連のことが書けなかったりしてたのね。もちろんtwitterでも書かなかったし、facebookでは地元の人の選挙関連の投稿でもヨメサンが写真に写ってたり、本文中に名前が出たりしたものには「いいね」しないようにしてたわけ。とはいえ、家族や知人が立候補してその選挙活動に大きく関わるなんて経験は、そうそう何度も出来るわけで無し。情報が解禁となった昨日からは、この間に起こったことを、ボチボチと思い出しながら記録していこうと思うのであります。

そもそもヨメサンが出馬することになったきっかけと言えば、昨夏行った署名活動と関連する町の開発問題で、反対のための地域住民の意見口述というのを府に対して行ったことで、その時一緒に活動していた町議さんに見初められ、その町議さんが4期16年の務めを終えて引退するにあたり、後継になってくれといわれたことにあるのだな。ヨメサンはそれまでもPTA活動とか地域のボランティアで将棋教室やったりとか公営のプールが廃止される時にやり方がおかしいと申し入れしたりとか、もちろん署名活動とかする中で、地域との繋がりを拡げてたわけで、まあそういう話が来てもおかしくないよな、と、私なんかは思っていたわけ。だけど、署名活動して、応対した議会のレベルの低さに私なんかは辟易していたので、ヨメサンが出馬の要請を受けることにしたって聞いた時は結構ビックリしたものである。そんな話を今日ヨメサンにしたら「でも私、英文科だったけど、大学院はいきなり動物学やったりしたわけよ」とか言われて、そうかこの人新しい分野にいきなり飛び込むのに躊躇しない人だったんだ、と、今さらながら気がついたと言う。もう知りあって20年近くになるヨメサンだけど、まだまだよく分かってない面があるんだな。ホントに人間と言うのは奥深い(続く)。