海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

母校愛

つうわけで、今日は有給取って先行を逃した「スターウォーズ 最後のジェダイ」の初回上映を見にシネコンへ。こんな平日に休みをとれる人ばかりでもなかろうから、感想なり書いて余談を与えるのは、この週末を終えたくらいの頃にしようかと思うのね。というわけで、観賞を終えて13時過ぎくらいに帰宅。夕方には京大吉田食堂で開かれるイベントに参加するのだけど、そこで何をすればいいかが書かれたメモを研究室に忘れてきたことに気がついたので、直行しようと思っていたところ、泣く泣く大学へ。ついでにビデオカメラが必要だったのでそれも取りに行こうと思っていたのだけど、ついてみたら無いでやんの。ウチにあったのね。最近こういうボケが多くなってきたわ。ともかく、18時に206系統で北へ。吉田食堂に入るのはマジ久しぶりで、うっかりすると30年ぶりくらいか。当時はコロッケカレーばかり食べていたものだ。今も同じだけど。と、感動にむせびながらスタッフの皆さんと合流。このイベントは生協が一年生向けにやっているもので、自己啓発と言うか、大学生活を送るうえで自己を見つめてより良くすごす助けとなることを狙った、X-academyという連続セミナーで、今回が6回目。今回のテーマは卒業生の社会人を呼んで話を聞こうと言う趣旨で、春にトークイベントで仕事した私に白羽なのやが立ったわけ。私なんか、社会人のモデルにはならないんじゃないかとも思うけれども、京大生だったらそうでもないかもしれんし、そもそも私は頼まれたことは断らないし、で、お引き受け。で、他にも4人の方が来られていて、それぞれ別のブースに座って、一回生の人たちと座談するという仕組みだ。で、このイベントの運営は過去の一回生がスタッフとして残ってサークル活動的に行われているもので、上回生もたくさん参加していて、そういう若者たちに、ワタクシがいかにして今のワタクシになったのか、人生の節目節目でどんな決断をしてきたか、という話をするわけ。かー、こっぱずかしい。つうても私は、特に何か決断をして今に至ったわけじゃなくって、その時その時の状況に流されていただけなんだけどね、と言う話をする。でもまあ、若い彼らには、色々面白かったようで、できるだけ自給性を高めた暮しをするよう務めていると言うあたりは反応が大きかった。それから何より、ヨメサンの議員話は非常に驚かれて、「どうしてそんな決断を」とか聞かれたので「いやだって行政と関わってこりゃひどいと思ったから」と言ったら「すごい論理の飛躍だ」とか言われて、極めて論理的な展開だったと思っている当方はその反応に驚く。で「イヤそれ君たち何か自己抑制してるんじゃないの?もっと自分のできることを自由に考えてみようよ」とか、ヨメサンの話なのに自分のことのように煽ってみたりした。あと軽食を食べながらの後半戦では「今の自分になった理由は運と自分の努力とどのくらいの比率ですか?」と聞かれて「運100%。いや、私も人並みに努力しているつもりだけど、それと今それなりに好きな仕事ができていることとの間には何の関係もない、と言う立場に立つのよ私は。だって、そこに関係があると考えるなら、見返りがないと努力しないってことになるじゃないですか。努力は、結果とは独立に行うべきものだと思いますよ」とか煙に巻いてみた。半分本気ではあるのだけどね。ということで会は21時にお開き。誘ってもらったので打ち上げにも参加して24時まで。サクッとタクシーで帰ってきた。あー楽しかった。オレもこの大学に対しては多少の帰属意識をもっているので、そういう意味でも現役の人たちの何か助けになれるんならうれしいことだよねと思うのよ。ってか、今の若い人はしっかりしてるよね。オレ、この年ごろのときって、何も将来のことなんて考えてなかったよ。