海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

1人オープンキャンパス

ヨメサンはえらいのである。どこの町でも不登校児はいると思うが、ウチの町にもいて、でもそれぞれの家庭は分断されてて辛い思いをするところもあるらしいことを聞き、保護者を集めて親の会的なものを作って、次年度はそこに予算をつけさせるところまで持っていったという。恩恵を受ける人は少数だけれども、その人たちには大変に役に立つ仕組み。で、今日はその関係のお子さんがヨメサンと話がしたいということでウチに来て、私も横でお話を聞く。将来の大学進学のこともあるみたいなので、あー、そういう方向性なら、これこれ学部、という話をさせてもらった。やっぱこういうのは大学にいないとわかりづらいものらしい。午後から町の人が主催する、対立と合意形成に関する講演会。聞いてた感想として、対話と合意形成が重要ってあまりに言い過ぎると、そもそもの対立をおこす人を悪者にしかねないというのが、悲しいかな本邦の現実であって、もちろん講師の先生はそのことを重々承知で丁寧に注意を払って話していたけれども、聞いてるほうは聞きたいことしか聞かないからねえ。あと、いろんな経験を理論化するのはアカデミズムにいるものとして当然の営為だけれども、こと人のやることにその理論を当てはめるときには、一つ一つのケースに当然にある特殊事情を捨象してしまうことになりがちで、それはそのケースに関わるものからすれば、強い違和感を抱くことになるわけで、ああこういうのが学問の暴力性、理論の暴力性ってものなんだなあと思った。何事も勉強になるなあ。で、終わって、関係者とたこ焼き食ってビール飲んだ。