海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

未来は今

島本町環境保全審議会があって、生物多様性保全創出ガイドラインについて審議されるという。オレはこの週末に10北京書かなきゃならないのだけど、まあこのガイドラインについては専門分野でもあるし、某氏とか某氏との関連もあるので、審議の様子を見守らなきゃいかんなあ、と傍聴に出かける。で、この町の審議会というのは一般にレベルの低いこと甚だしく、何の専門性もなくなぜこの場にいるのか良くわからないような人たちがデタラメなことを吐き散らかすことが多くて、以前から辟易していたわけだ。今日も早速、このガイドライン作るのにちゃんと調査したのかもう環境なんて破壊されちゃって水路にドジョウなんていないんだ私は昨日孫と歩いてみて一匹も見なかった、とか言い出す人が現れるので、ヨメサンと顔を見合わせる。だって、その場所ってドジョウたくさんいて私も現認しているし、町の生物好きの人たちも観察会とかしてるし、W田さんによれば市街地であんなに簡単に見つかるとこないでっていうような場所だし。もうさあ、ちょっと歩いて見えなかったからって、簡単に何か言おうとするなんて生きもの調査屋の知見というかをバカにしてるよね。なめとんのか、と思って傍聴席で暴れだしてやろうかと考えたのだけど、そのとき座長の学識経験者がそれを諌めて回収されたので、おお素晴らしい、となった。その後もじいさんたちが妄言を吐く度に座長がいなすということが繰り返され、そして座長の発言がさすがのレベルの高さで、おおこの町の審議会がこんなになるなんて(座長と住民からの公募委員からだけだが)と感動した。そして最後にはSDGsの話題になって、大阪府の環境課から来られた委員さんが「SDGsなんて昔から環境やってる人間には何を今さら、みたいな当たり前のことなんですけど、これはスローガン、共通言語として意味がある。もう今までのやり方が持続不可能なのは明らかなのだから、社会の仕組みや生き方を今すぐにでも変えなきゃいけない、っていう時代に来てるんだ」みたいなことを言われて、ほんとその通りですよねー、と感動する。わかったかR害、わかったらもうこれから黙っててくれ、と、審議会が終ってから座長と大阪府の人に挨拶して若干感想戦。いやあ、盛り上がったわ。傍聴して良かった。で、夜はヨメサンとシネコン。「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」。お前、ガやったんちゃうんかい、という話。っていうか、サノスに続いてこちらも、環境の持続性をどう図るか、という話だった。ハリウッドのブロックバスターがこういうテーマを取り上げはじめているってのは、いよいよ時代が変わる兆候じゃないかなー、と期待する。うちの町でえらそうにしている人たちも、この変化をしっかり理解するようにお勧めする。