海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

恐怖の10分間

諸般の事情で大学に行かなきゃならなくなった。もうやだ学部長。とはいえ必要滞在時間はわずか。すると問題はどこで行くかだが、4時間目がZoomなのでそこに合わせて出かけて授業の前にちょこっと片づけるのがよかろう、と。以前ならどうせ行くなら母艦のある研究室で仕事するのが良かったのだけど、コロナ禍で授業準備の設備を自宅に整えており、今最も緊急にやらなきゃいけない事は授業準備なわけで、つまり極力ウチにいたいわけ。ということで朝から音入れ2本。終わると12時半くらいで、あわてて出かけると電車が遅れてて焦る。乗り込むと、目の前にマスクをつけずに大声で楽しそうにお喋りする若いカップルがいて、うらやましいことであるけれど一方こちらも初老といってもいい年であって、心穏やかに見ているわけにもいかないので席を移る。車両自体はガラガラだしね。で、到着して用事を済ませて授業をして帰ってくる。電車に乗る時は極力空いた車両に乗るようにしていて、この時間だと阪急の各停なのだけど、駅についたら快速急行が出る寸前で、ケチ根性出してうっかり飛び乗っちゃったら、混んでるじゃん。どんどん人が乗ってきて、まわりの人と接触するのが避けられないくらい混んでる。こんな状況の電車に乗ったのはコロナ禍以来初めてで、多くの人はこういう暮しをしているのかちょっとオレなら正気を保てないや、と思った。っていうか、そりゃ学生の多くもオンライン授業を選ぶわ。桂に着いて各停に乗り換えられてどんだけホッとしたことか。