海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

アルキメデスの原理

去年の秋に光が丘公園でやったロケと関連してスタジオ収録をするはずだったところ、無能な政府のおかげでリモート撮影になっちゃって、今日はウチと東京を繋いで収録。Zoomで繋ぐだけかと思っていたら、喋っているところを4Kカメラで同録するとのことで、こっちの局のスタッフが機材抱えてやってくる。そんなことなら別にオレ東京行くのにさー。ともあれ、こちらはZoom用の機材として、ノートパソコン、コンデンサーマイクリングライトに台本読むためのiPadを用意し、向こうの機材としてカメラと録音用ミキサーとフラッドライトが来て、ウチはにわかに電気のお城。で、東京はもっと複雑な事をするので設定がなかなか終わらず、待ちながらスタッフさんと話をしていると、生きもの地球紀行のカメラをやってはったとか聞いて、うわー、みたいな話になる。そうこうするうちに東京の設定が終わり、軽くリハしてお昼ご飯。で、本番は昼から。実はリモートになるなら背景飾ってやれ、と思って本棚を見せ用に整えて、自分の本も表紙がよく見えるよう置いておいたのだけど、しっかり咎められて背表紙だけの登場になってしまった。残念。で、本番。秋のロケのビデオを見たり、東京のスタジオでのアクションを見ながら、東京の出演者といろいろ喋る。ディレクターさんからはしっかりこっちから働きかけを、と言われていたけど、蓋を開いてみたら普通に対話するのと変わらんかった。それにしてもZoomだとどうしても反応が分かりづらくて声を張り上げがちになっちゃって、ちょっと一本調子だったかもしれない。あと、二回ほど向こうのZoomが落ちたり、向こうで準備していたクモが思うように動かなかったり、最後今から対談が佳境だよーっていうところでメディアが無くなったり、と、いろいろトラブルがありながらも18時過ぎには無事収録完了。スタッフさんはサーッと撤収されて、きれいに片づいたウチの居間で放心する。気が全部、体から抜けちゃって、ふわふわ浮きそうだよ。これ、対面だったらもっと楽だったよな。っていうか、スタジオで収録したかったな。1世1代のチャンスだったのにな。かえすがえすも無能な政府のせいでなー。