海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

トラウマ払拭

付属中学の1年生向けに生き物話をする。中学では例年外に生徒を連れ出して理科的な体験をさせているらしいのだが今年はそれもなかなかかなわないということで、京都新聞コラムを見つけた理科の先生が、私に「生き物への興味関心を引き立てるような面白い話をしてほしい」と依頼してきはったので、それは大事だしコラム読んでもらってるのは嬉しいし身内でもあるし、と引き受けたわけ。でもいざその日が近づいてくると、なんか気が乗らないのよ。で、なんで気が乗らないかというと、小学校高学年から中学に入るくらいまでの女性って、私どうも苦手なんだな。きっと子供の頃にいじめられたのを根に持っているらしい(向こうはいじめた意識はなく単に絡みたかったんだろうけどこっちはイヤだったんだよ)、つうことで、なんかこの一ヶ月ほど雑用で死ぬほどスケジュールが詰まってることもあり受けなきゃ良かったかなあとかちょっと後悔していたわけ。もちろんそういうのは先にたたないので、気を奮い立たせて講演にいくわけだが、よく考えたらオレ中学校の敷地入るの初めてだな。と、機材セッティングして待っていると70人くらい入ってくる。わあ、なんかこの人たち、人生になんのてらいもなさそうで、ここにひねくれたオレの話なんてぶつけて大丈夫なんだろうかとビビるわけだけど、喋りはじめてみたらこちらはもう自動機械なので、普通にウケ取りながら進められる。で、質問も多数上がって、70-80分話すという予定が盛り上がって20分ほど超過してしまった。理科の先生によると、生徒の反応もとても良かったという評価らしい。ああ良かった。無事人生の危機を切り抜けられたわい。