海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

今や雲つく巨人だが

森田さんに送っていただいた「偶然の散歩」を読んだ。ありがとうございます。この5年ほどの間に色々な媒体に書かれたエッセイをまとめたものとのこと。小さなお子さんと歩くことで、子供の目で世界を見直す経験って、私も覚えがあって、自分が子供の時にどんなものを見ていたかは何も覚えていないのだけど、大人になってから子供と歩くことで、その自分がしていただろう世界認識の広がりを追体験できるんだな。そういう時間って得難いものだと思うのだけど、その得難さが書かれていた本。そうだなあ、ウチの子にもそういう時があったよ。あっという間に過ぎてくんだけどな。多分私にもあと10年もしないうちに孫でもできるんだろうけど、孫と歩いてもこんな風には感じられないだろうなと思って、ああ、本当にこういう得難さって過ぎてからこそわかるんだよな、って。

偶然の散歩

偶然の散歩

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