海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

落っことす悪夢

今日も雲ひとつない空だ。二泊の中日であるところの今日は一番余裕がある日で、宿から徒歩一分の栂池で滑るのがセオリー。アクティビティ割がまだ使えたら2日券5900円だったのになあ、と、次善の策であるところの宿券をお願いしたら、なんと昨日から春スキー料金になっているという。宿券は切り替え時期が普通の券より早いらしい。ということでありがたく一日券を3500円で購入。2日券にしなかったのは、上の子が栂池は飽きたので明日は五竜が良い、といったからだな。で、ゲレンデには9時20分。最初硬いものの、こちらは八方とは違ってアイスバーンにはなっていないので緩んでくると滑りやすい。っていうか極上。昨日よりさらに暖かくって、中のシャツを一枚減らしてもまだ寒くない。天気も良いし暖かいし雪は滑りやすいしで今年一番のコンディションではないか。素晴らしい。で、だ。オレ、すっかり忘れてたんだけど、今年度は科研費申請の年で、3年出さなかった間にスケジュールが変わってたのね。これまでの経験では4/1発表だったところ、最近は2/28発表だということを数日前にTwitterで知ってしまったのである。知ってしまったら気になるじゃんよ。いや、実は今の科研費が盛大に余っていて、外れたってなんとかなるので、別にどうでも良いっちゃあ良い。というか外れた方が気楽では?とも思ったりするのであるけれども、やっぱり出した以上は落とされたら腹たつという気持もあって、心は千々に引き裂かれるの。こんな状態ではせっかくのスキー日和がだいなしなのであって、気にしないように、と思うけれどもダメだ。こうなったらとっとと結果を知ってしまいたい。つうことで、朝から何度も科研費サイトにアクセス。今回ポケットwifiiPod touchをもってきているのでゲレ食からもアクセスだ。話によると14時発表らしいのだけど、ひょっとして?と思って早めにアクセスしてみるのだな。しかし、どうも流れている話が本当のようで、何も出てこない。くうう、と午後からのスキーに出るわけだが、そうこうしているうちに14時だ。もう耐えられないのでリフトの上からアクセスを試みる。右手のストックを左手に持ち替え、右手のグローブを外してポケットからtouchを出して、これが指紋認証じゃないからパスコードを片手で入力。あらかじめ開いておいた科研費サイトをリロード。が、つながらない。ああそうかアクセス殺到だな。そりゃそうだな。しばし待とう、とするがリフトが支柱を越える時にガタンとか来て落としそうになってヤバい。そうこうするうちに降り場が近づくので、ダメだ。全部しまって滑り始める。で、降りてきてリフトに乗って再度挑戦。あかん。。。次のリフトでは、おお今度はアクセスできた!既にアクセスできた人が離脱して圧力が下がってきているんだな。が、ログインしろ、と言ってくるじゃん。がーんこうならないようにあらかじめサイトを開いておいたのに。が、落ち着け。キーチェーンがあるのでパスコードを入れるだけでログイン項目の入力まで行ける。よし。でも入力を片手でやるので落としそうになって怖い怖い。なのにやっぱりそこでサーバーの反応がなくなるのであるよ。ちくしょー。と、リロードを繰り返し、やっとログインだ!!が、そこで降り場が。うえーんと思いつつまた滑ってリフトの上。iPod touchを取り出し、小さな画面で推しにくいリンクボタンをクリックすると、、、またログインしろだとう?くううう。こんな苦しい目に遭っているのはこのゲレンデには私一人しかいないに違いない。っていうか白馬エリア全体でもきっとオレだけだ。で、ログインもできて、後リンクを2つ叩けば良いのだが、画面が小さくて二個目のボタンがうまく押せないんだよー。とか言っているとまた降り場が来て、今回のリフトでもやはりアクセスできない。落ち着けオレ。もう30分近くたってるじゃないか。もう楽しく滑ることだけ考えたらどうだ?ということで、しばらく心を静めることに専念。で、15時近くなって、さすがにもう行けるだろう、と、試してみると、今度はさくさくリンクが進んで、結果が表示され、、、当たってた!!わー。これで今年と来年は申請書書かなくて済むよ!!うれしー。っていうか、これで58の歳になるまで持つでしょ。65が定年なので、うまくいけば後二回書くだけで最後まで繋げるってことじゃない?それはともかく、こんな風にリフトの上で科研費に当たったことを知るという珍しい体験ができたわけよ。今日は良い日だ。で、3月下旬の暖かさだというので雪の重さや水たまりができたりとか覚悟してたんだけど、最後の最後までそんなことは起こらず、むしろ3時半くらいからは雪が凍り始めてたりして、とにかく最後まで滑りやすい一日で43本滑った。つまり一本あたり81円ですよ。