海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

ダブルバインド

今朝はきれいに晴れていた。こういう時は岩岳だ。こないだ行った時はメインのサウスゲレンデがリフト故障で滑れなかったのでリベンジである。ということで、朝ご飯食べて「8時半出発」という上の子に従い、宿代を精算。その間に上の子に車出してきてもらおうと思ったらフロントガラスが凍ってるということでしばし時間がかかるので宿の御主人といろいろお話。ウチが米作りしていることを去年話したことを覚えてくれていたので、今年は3倍になるんですよー、とかの農業話。この宿は自分のところで作っている美味しい野菜を出してくれているのでその手の話が弾むのね。あとは子どもの年ごろが同じなので、苦労しますよね、とかの話も。で、車が暖まったので岩岳に。9時10分から滑る。今日は駐車場が空いている。のでゴンドラも待たずに乗れて、やっときましたよサウスゲレンデ。最高。この広い斜面を北アルプスを横目に白馬の村に向かって飛び込むように滑るのが大好き。何度も回す。が、このところの木への着雪で倒木の危険があるとのことでビューコースのリフトが動いておらず、4つのコースが閉まっていて他にいくところがなく、弾丸コースに恐る恐る行ってみたらこっちがよかった。もちろん連続して滑る体力はないのだけど、でも楽しかった。で、11時頃になっていったんゴンドラまで降りてみよう、ということになる。もう登りラッシュも終わってるだろうしね。そしたらこのところ動いているのに出くわしたことのない中央高速が動いていることを発見。うれしい。が、下山コースの最後の急斜面が雪不足で閉まっていた。えー?駐車場から見た時は真っ白だったから滑れると思ってたのに。まあ仕方ない。そこが閉まってるのはちょっと物足りなくなるけど、まあでも楽しいので中央高速で何回か回してからお昼。そのあと、ビューコースの代わりに開いていったノースゲレンデに。滑り出し部分にドッグランがあって、犬が楽しそうに遊んでいるのを見てほっこりする。で、13時半ごろから再度サウスゲレンデに行ってみたら、リフト乗り場前のチャパティ屋さんでDJイベントをやっていて、板を外した人たち(多くは外国の人っぽかった)がテクノに合わせて踊ってるじゃないか。びっくり。スキー場まで来てパーリーパーリー、って、ごめん私にはまったく理解できない。けど、けっこうな人が集まって飛び跳ねてる。それだけじゃなくてリフトに長蛇の列が出来ていて、上の子と「これはあかん」と顔を見合わせて逃げ出して再度ゴンドラに。もうこりゃダメなので、私はコーヒータイムにして上の子が弾丸滑ってる間休憩。いつもの眺めの良いカフェまで歩いて行って暖かいカップをフーフーしていると、隣の席の会話が聞こえてくる。どうもアテネのクラブのパーチーで知りあったオーストラリア人と日本人が喋っているようで、わざわざ今日のイベントにやってきたらしい。良く見るとスキーの装いではなく普段着である。パーリーのためにゴンドラで上がってきてゴンドラで降りていくのかあ。すごい異世界だわ。面白かった。で、おそらくイベントは14時頃に終わったと思われ、15時前に滑るのを再開した時はもうガラガラで、上の子と合流してリフトが止まるまで滑ってゴンドラ4本入れて33本滑った。3日で103本。今回も良く滑りました。で、Aコープで買い物して白馬駅を16時50分に出発。この辺の下道も運転したいという上の子のリクエストに応じて最初はラクチン。最近定番になりつつある豊科ICの手前の定食屋に18時過ぎに入店。鶏煮カツ定食を食べて18時50分に店を出る。で、ICに入ろうとしたら、何と冬用タイヤのチェックをしている。チェーン規制が始まっているじゃないか。しかも中津川までだって?!天気予報だと確かに白馬は夕方から雪だったけど松本はこの時間は雨で雪になるのは21時頃、飯田あたりはずっと雨だったはず。いやもちろん天気予報だから狂うことはあるとしてもそんなに寒いわけでもないし油断していたよ。こんなことなら鶏煮カツ定食食べずに先に伊那谷抜けとけば良かった?と思うも後の祭り。上の子に「運転変わろうか?」といってみたけど、まあこれも経験かもということでそのまま継続。松本あたりを走っている時はまだ良かったのだけど塩尻を越えて山に入るあたりから雪に変わってきた。しかもけっこう激しい。うひゃあ今はまだチェーン規制だから良いけど、これ南岸低気圧系の雪だから、うっかりすると一気に積もって通行止めになったりするかも。それはやばいので早く走り抜けたいところなのだけど、雪が激しいのでスピード出すわけにもいかないというストレスフルな状況。で、運転者は雪が降っている時初経験の上の子である。ひいいいい。で、ともかく激しく降っているので、ともかく岡谷の峠を越えて伊那谷の平地に入れば少しはマシになろうと言うところに望みをかけて走り続けるわけだが、山を抜けても一向に収まらない雪。まだ路面には積もり始めていないけど、路肩辺りはうっすら白くなり始めている。やばいー。で、車の流れもスピードが落ちてきて、それ自身は安全につながるから良いんだけど、けどこの状況に長く耐えなきゃいけない事にもなる。さては、と思って雪雲レーダーを見ると、飯田まで行けば雪は雨に変わるらしい。逆サイレントナイト。そこまでがんばるんだ上の子よ。とかいっていると、松川辺りでついに路面に雪が乗るようになってきて、いよいよスピードも落ちてくる。が、なんとかそこを抜けるとどんどん状況は改善され、飯田では本当に雨になっていた。あとは安心。っていうか、こういう時の恵那山トンネルは天国だなあ。と、恵那峡SAで運転を交代。お疲れさま。上の子は、これで行きと帰りで全行程を運転したことになる、と満足顔。あとは助手席で寝てもらって私が運転なのだが、雪は止んでも雨はひどく降っていて、トラックの水しぶきを盛大に受けながらの二時間半ほど運転はそれなりにストレスが大きかった。けど、なんとか23時20分頃に帰宅。久しぶりにヨメサンと会う。