海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

次でゴールドだったのに

夜中に「ステップフォード・ワイフ」を見に初めて南大沢のTOHOシネマズまで。南大沢は駐車場の無料サービスが無いので、誰がそんなところに行くもんかと思っていたのだが、この映画はTOHOのシネコン系で独占公開ということで、一番近い劇場が南大沢なので致し方なし。そもそもシネコンは配給系列を横断して作品をかけるところが一つの良さだったのに、映画会社系のシネコンがのさばってくるとこういう事が起きる。

まあそれはともかく、初めてのところなので時間に余裕を見て出かけたらスイスイ走ってずいぶん早く着いた。普通なら入ってしまうところだが、今日は駐車場代がかかるので、ちょっとこの周りを偵察するべえと思ったのが大きな誤り。しばらく走ってそろそろ戻ろうと思い交差点でUターンしようとして、ふっとイヤな予感がして周りに目をやると片隅にUターン禁止の標識と5と22の数字が見えた。大きな道路だったので、てっきり5時から22時までの交通量の多い時間だけ規制があるのだと思って安心してUターンしたら後ろからパトカーが。Uターン禁止は22時から5時までの間だった。「暴走族がUターン中の車に突っ込むことが多いから夜中に規制をしているのだ。気をつけなさい」と私に説教を垂れる警官に「そんなん知るかいな」と内心腹を立てながら、でもここでケンカしていたら映画が見れなくなる。「時間がないから早く処理してくれ」とせかすもノッタリノッタリ処理される。結局開演3分前に解放されて慌てて劇場に車を走らせるも、最も近い駐車場が満車で離れた場所に止めざるを得ず、必死で走ったもので左足のふくらはぎを痛めると言うおまけまでついて、つまりはふんだりけったり。

で帰り道も数キロの範囲で3台も捕まっている車を見た。もし世の中に普通のドライバーしかいなければ、こんな規制は行われておらず、この人たちも捕まることは無かったのだろう。さらに暴走族が暴走行為からなんらかの効用を得ているのだとしたら、彼らは立派なフリーライダーの一種であると言ってよかろう。であれば、フリーライダーに処罰を与えるのが全体を上手く回すやり方である。しかるに警察が今夜南大沢でやっていることはその逆の行為であるからして、世のために全くなっていないと言って良かろう。あ、でも警察もしくは私がフリーライダーの側に立っているのだとしたら話は別か。

あー、こうやって屁理屈たてて愚痴を言っているのも空しい。