海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

電動吸虫管

家族サービスとはいえ、GWに行楽地に行ってはいけない。誰かの家を訪問したりされたりで過ごすべきである。みんながそうすれば連休中が如何に穏やかになる事か(→それじゃあその穏やかさを享受する人もいなくなるが)。

そういえば、数日前に本屋で、子供向けの付録付き科学雑誌を見つけた。「科学のタマゴ」という。で、その付録と言うのが、アリの巣観察セットと昆虫キャッチャーとある。アリの巣観察セットは、またかよーと思って特に感慨もなかったわけだけど、それより昆虫キャッチャーである。要は吸虫管なのだけど、基部にモーターつきのファンが仕込んであって、自分で吸い込まなくてもアリが採れると言う触れ込み。しかしねー、確かに蟻酸の問題はあるとしても(私も採集には携帯掃除機を使う)、そんなに過保護にしない方が良いんじゃないかなー。吸虫管に虫が入って管が塞がれる瞬間に吸い込み側で感じる空気圧の変化とか、虫が狭い部分を通過して飛ばされ管壁に当たった時の手応えとかを、自分が息を吸うという体の動きと結びつけて感じるのは、小さな子供には非常に教育的だと思うが(それは理科的な意味においてもそうだし情操的な意味においてもそうだ)、昆虫キャッチャーはその機会を奪うものではないか。ギミックをつければ売れやすいということなのだとすると、ちょっと教育の名の元の商売が露骨過ぎやしませんかね。