海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

ザラザラしていた

朝起きてみると15cmほどの積雪。怖れていたほどのひどい雪でもなさそうで、勇躍出かけるのである。なんせ結婚12年目にしてやっとコツをつかみ始めたヨメサンがやる気モードで、スキーウェアに着替えて朝ご飯に望もうと言いだすくらいの勢いだ。さらにこの週末は岩岳が小学生のリフト券無料で、当然ウチも岩岳に向かうのだが、前回より駐車場が混む事が予想されるわけで、いやウチ的には初めて8時台に出ると言う快挙なのであるよ。で、くるぶしの当りを修理してもらった新ブーツの具合を確かめようとするわけだけれど、昨夜面倒くさくてブーツを車の中に放置していたもんでシェルが堅くなってしまっていて足がなかなか入らなくて往生する。やっぱり靴は温めておかんといかんという重要な教訓を得る44歳。それでも何とか足が入るとやっぱり具合がよろしい。さすがは熱成型インナーシェル。さてゴンドラが長蛇の列なのでリフトで上まで上がる事にして、途中でホンのちょっと新雪が残っているところを発見、お父さんはあそこに行きたいからと、上の子と向かう。いやー、久しぶりにフカフカ滑れて幸せ。なんか上の子まで新雪にハマった様子。うむうむ。いやしかし雪はそれほどではないとはいえ降り続いていて、寒いのであるよ。山頂は雲の中だし。という事で、午後、麓にいると、場内放送でガリガリ君がどうのこうのと言っている。ハテ?と思うとゴンドラ乗り場の脇から半そで短パンの大きな子供が。しまったと思うと近くの人がガリガリ君を配り始めるじゃないか。あまりに意表をつく展開に、この寒空の中アイスなんて食えるか!という理性の声はかき消されてしまい、ついついアイスをもらう行列に加わって、もらった以上はレストハウスで食べるわけだけれども、もう芯まで冷えます!!いやしかし、雪質最高なので気持ちよく最後まで滑る事ができました。

で、宿は前回泊まってあまりの居心地の良さにすっかり参ってしまい、白馬の常宿にする事を秘かに決めている某ロッジ。前回は図らずも貸し切り状態だったけれど、さすがに二月はそうも行かなくて全部で4組宿泊。他のお客さんがいると気を使って前回みたいにくつろぐのは難しいかなあと懸念していたけど実際は全くそんなことにはならず、二人で来られていた初老のご夫婦と仲よくなっていろいろお喋り。私なんか人見知りのはずなのに、こんな事ができちゃうってのは場の力というものであろうか。他にいた若い二人連れのお客さんは、きっとほっといてほしかろうから仲よくならなくても問題なし。あともう一組の一人で来ていた若い女性客はどことなく所在なさげだったので、話しかけたかったんだけどタイミングを逸してしまったのが残念。いや、それよりなにより、その初老のご夫婦がペットのイヌ連れ!このお宿はペット宿泊可だったのだ!!ヨメサン子供はそのイヌを見てきゃーっと寄っていってかわいがりまくる。どうするオバQ?!それがそのイヌちゃん全く吠えない行儀の良い子で、これだけおとなしいと如何なオバQな私といえども理性で克服できるわけ。ここを常宿にするなら、怖がっているだけではやっていけない、と機嫌の良いイヌちゃんに手とかペロペロされてみるのであるよ。自ら進んでイヌに舐められるのは初めての経験。ここはペット可と言っても室内犬でしつけの良い個体だけらしいので、きっと私でもなんとかなるはず。