海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

半分終わったようなもの

今日は午前中にオープニングセレモニーとプレナリートークがあって、午後から一般講演。私の出番はいきなり三番目。今回はまだどこにもパブリッシュされていないネタで、かつケチってデータを薄くしか出してないので、口頭で発表していいものやら若干内容的に不安があって、不安を直視したくなくって準備にあまり身が入ってなかったのだな。でも、さすがに直前になると不安になるわけで、昨日の飛行機やバスでは頭の中でエア発表を繰り返してみたわけ。でも何回やっても上手く行かなくって、寝る前にも3回ほど練習してやっと時間内には収まる目処がついてきたという。で、今朝も2回ほど練習。さらに、どうせ本番になったら読まないけど、これを作っておけば頭の整理になるから、と喋る原稿まで作ってみたり。全くオレらしくない真面目ぶりと言える。いや、英語の発表だと負荷が大きいのよ。でもまあ、さすがにこれだけやったら本番では破綻無く喋る事ができて、質問の応対も立ち往生せずに済んだので、出来としては満足。ところが、私のいたセッションは、他の部屋より講演数が一つ少なかったので、そのスロットを使って急遽更なる質疑応答タイムが設けられ、自分の出番が終わってすっかり緩んでいた私だけれども、急遽緊張させられる事に。そしたら、大御所から二人からコメントをいただき、あーこれは割と受けてたのかもしれない、とホクホクしてお返事している間にその二人が空中戦を始めて、もうちょっとその喋るスピードについていけなかったりした。

いやしかし、初日に出番が終わると、後は気が楽ね。

都市における人工的ノイズがクモの振動覚を用いた環境情報獲得にどのような影響を与えているか?というポスター発表があって、この発想はなかったわ、と感動する。私も手を出そうかしらんとうっかり思う。

今回の会場はリゾートホテルで、宿と会場が同じなので、ちょっとした隙間時間には自分の部屋に戻ってゴロッとしたりできてありがたい。だけど、うっかりすると、ホントにその中でしか暮らさなくなるので、晩ご飯は日本人主力の集団に混ぜてもらって外に。ホテルから5分ほど歩くと、若者でごったがえする賑やかな通りに出て、その中のタイ料理屋に入る。焼きそばがとっても美味しかった。