海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

焼き畑経営

昨日の続きで1日書類仕事。夕方からは学生たちと飲み会で四条河原町に。学生の選んだ食べ飲み放題の店なのだけど、注文をタッチパネルでする方式なのね。いや、回転寿司って食べること自体の目的性が強いけど、居酒屋ってむしろコミュニケーションをはかるのが主目的だったりする場でしょ。そういうところで、コミュニケーションを省く方向にシステムを作るのって、なんか本質を判ってないところなんじゃないのかなあ?という不安は的中して、三時間の席なのにいきなり一時間半で飲み食いともにラストオーダーで、残したら追加料金、そしてグラスは交換性、と恫喝される。感じ悪い。っていうかラストオーダー後の一時間半ってどうせいっちゅうねん、と言う話だ。ラストオーダーになると有無を言わさずタッチパネルが消えるシステムだってのも、客的には物扱いされているよう。さらに最初の一杯はビールかウーロン茶しか許されないと言う。私は良いけど、女子大生たちの困り顔よ。まあいいや、とそのタッチパネルで食べ物を注文するわけだけど、散々注文した後で店員が来て、お通しが出る前の注文は無効ですとか言い出す。でも、パネルの注文リストにはちゃんと表示があって、これはまさかダブルで注文させて食べ残しの追加料金を狙う罠だったりするのか?と警戒して、ホントにキャンセルなのか何度も確認しようと店員さんに問いかけるのだけど、なんか一向にこっちの懸念を理解してくれず閉口する。あげく、注文したものがなかなか出てこないのよ。結局、ラストオーダーになったのは食べ物が二時間経った時、飲み物が二時間半経った時だったのだけど(最初の説明と違うけど、まあそれは客側に都合がいいから。っていうか、この時間は常識的なラインなので、多分最初の店員の説明がおかしかったのであろう)、そのラストオーダーの飲み物がその後30分経っても出てこず催促しても反応がないので、業を煮やして帰ってきたと言う。いや、なんかすごい店だった。便利な立地にあるので、知らない客を呼び込むことは容易なんだろうけれど、その客がリピーターになることがほとんど期待できないんじゃなかろうか。3000円払うんなら、もう少し良い店があるよ君たち、と、さすがの私も学生に忠告したくなるレベル。狙うなら四条河原町みたいな繁華街の中心じゃなくって、ちょっと周辺部の方がいいんじゃなーい?とかホットペッパーのクーポンを打ち出してるかどうかが地雷判別の優れたシグナル、とか教えてきた。